この記事ちょっと気になったのでつぶやいてみたい。
宇宙人はいるのか。興味深い命題です。UFO、空飛ぶ円盤、宇宙人、古くはH・G・ウェルズが書いた「宇宙戦争」でタコのような形の火星人を描いていて、火星人と言えばタコ型と思い込んだりしていました。宇宙人という言葉の響きは、どこか心をわくわくさせる響きを持っています。
地球外の生物あるいは知的生命体を宇宙人というなら、無限大にも広がるような宇宙のどこかにはいると答えて良いのでしょう。実際、人類は宇宙人(地球外生命体と言った方が良いのかな)と出会うために様々な努力をしています。
「1972年と1973年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア(Pioneer)10号・11号には、人類からのメッセージを絵で記した金属板が取り付けられた。金属板には男女の人間の姿、そして地球と太陽の位置情報を示す記号が描かれている。 1977年に太陽系外の探査計画で打ち上げられたボイジャー(Voyager)探査機1号・2号には、地球上の様々な音楽や地球の写真などが収録された金メッキの銅板製レコードが搭載された。」(以上、http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2689184/5252169から引用)
そして近年は、電波望遠鏡を使って宇宙にあふれる信号やノイズの中から宇宙人由来のものがないか観測する活動から、地球側から宇宙人がいるだろうと思われる星に向けて強力な電波を発信する活動が行われているようです。
誰かの本、あるいは夏休み子ども電話科学相談での回答だったかもしれないですが、人類は宇宙人と出会えるのかという問いに、こんな回答がされていた記憶があります。
「地球から最も近い星までロケットで3万年かかります。3万年かけてわたってくるためには、そのロケットの中で何代にもわたって子どもを作り続け、またこの長い時間文化を維持することが必要です。3万年前の地球はと言えば原始人(ネアンデルタール人が絶滅した頃だとか)の時代です。それだけの長い時間です。このことを考えると、3万年文化を維持することのむずかしさが分かりますよね。だから宇宙人と出会うことはとっても難しいですし、地球に来ていないんじゃないかな。」
そんな主旨だったような記憶があります。調べると太陽系にもっとも近い恒星は「ケンタウルス座アルファ星の伴星 C」で4.22光年。光の速度で約4年間もかかる距離にあるのだそうです。かように宇宙人の存在を確認することは大変なことのようだ。
ところが記事はこう結びました。
「エリア51と宇宙人、UFOにまつわる話題は後を絶たない。今回、政府がエリア51の存在を認めたことで、『次は宇宙人の存在が証明される番だ』と、マニアの期待が一気に高まりそうだ」
それはそうかもしれないが、ちょっといただけない。科学的に考えると地球人と宇宙人が出合うことにはかなり大きな無理があるという。そうした専門家達の指摘をよそに、マニアの口を借りる形にせよ宇宙人の存在が「証明される番」というまとめでは、人類が探求すべき方向をゆがめてしまう印象をうけてしょうがない。
別の新聞は、U2偵察機が当時のどの飛行機よりも高く飛び、これを目撃した住民から「UFOを目撃した」という報告が相次ぐという「予期せぬ事態」が起きた、とUFO騒ぎは偵察機の見間違いであったことを示唆しながら、「宇宙人を収容していたかは触れていない」(朝日新聞)とまとめていました。
宇宙人は一つのロマンに違いない。そのロマンの余韻を残したいということなのでしょうが、でも、公器である新聞でのこの扱いはどうなのかな‥。科学の目をしっかり据えた記事にしてほしかった。
宇宙人はいるのか。興味深い命題です。UFO、空飛ぶ円盤、宇宙人、古くはH・G・ウェルズが書いた「宇宙戦争」でタコのような形の火星人を描いていて、火星人と言えばタコ型と思い込んだりしていました。宇宙人という言葉の響きは、どこか心をわくわくさせる響きを持っています。
地球外の生物あるいは知的生命体を宇宙人というなら、無限大にも広がるような宇宙のどこかにはいると答えて良いのでしょう。実際、人類は宇宙人(地球外生命体と言った方が良いのかな)と出会うために様々な努力をしています。
「1972年と1973年に打ち上げられた宇宙探査機パイオニア(Pioneer)10号・11号には、人類からのメッセージを絵で記した金属板が取り付けられた。金属板には男女の人間の姿、そして地球と太陽の位置情報を示す記号が描かれている。 1977年に太陽系外の探査計画で打ち上げられたボイジャー(Voyager)探査機1号・2号には、地球上の様々な音楽や地球の写真などが収録された金メッキの銅板製レコードが搭載された。」(以上、http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2689184/5252169から引用)
そして近年は、電波望遠鏡を使って宇宙にあふれる信号やノイズの中から宇宙人由来のものがないか観測する活動から、地球側から宇宙人がいるだろうと思われる星に向けて強力な電波を発信する活動が行われているようです。
誰かの本、あるいは夏休み子ども電話科学相談での回答だったかもしれないですが、人類は宇宙人と出会えるのかという問いに、こんな回答がされていた記憶があります。
「地球から最も近い星までロケットで3万年かかります。3万年かけてわたってくるためには、そのロケットの中で何代にもわたって子どもを作り続け、またこの長い時間文化を維持することが必要です。3万年前の地球はと言えば原始人(ネアンデルタール人が絶滅した頃だとか)の時代です。それだけの長い時間です。このことを考えると、3万年文化を維持することのむずかしさが分かりますよね。だから宇宙人と出会うことはとっても難しいですし、地球に来ていないんじゃないかな。」
そんな主旨だったような記憶があります。調べると太陽系にもっとも近い恒星は「ケンタウルス座アルファ星の伴星 C」で4.22光年。光の速度で約4年間もかかる距離にあるのだそうです。かように宇宙人の存在を確認することは大変なことのようだ。
ところが記事はこう結びました。
「エリア51と宇宙人、UFOにまつわる話題は後を絶たない。今回、政府がエリア51の存在を認めたことで、『次は宇宙人の存在が証明される番だ』と、マニアの期待が一気に高まりそうだ」
それはそうかもしれないが、ちょっといただけない。科学的に考えると地球人と宇宙人が出合うことにはかなり大きな無理があるという。そうした専門家達の指摘をよそに、マニアの口を借りる形にせよ宇宙人の存在が「証明される番」というまとめでは、人類が探求すべき方向をゆがめてしまう印象をうけてしょうがない。
別の新聞は、U2偵察機が当時のどの飛行機よりも高く飛び、これを目撃した住民から「UFOを目撃した」という報告が相次ぐという「予期せぬ事態」が起きた、とUFO騒ぎは偵察機の見間違いであったことを示唆しながら、「宇宙人を収容していたかは触れていない」(朝日新聞)とまとめていました。
宇宙人は一つのロマンに違いない。そのロマンの余韻を残したいということなのでしょうが、でも、公器である新聞でのこの扱いはどうなのかな‥。科学の目をしっかり据えた記事にしてほしかった。
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