伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

引っ越し・・ツバメの巣のことだけれど

2022年04月13日 | 
 我が家には3ヶ所にツバメの巣がある。
 震災後、外壁を塗り直す前は2ヶ所に巣があったのだが、塗り直しにより破壊してしまった。翌年からは営巣しないかなと思っていた。しかし、来てくれた。

 最初に巣をかけたのが、リビングのエアコンの屋外機のパイプの上だった。その翌年、3年前には自宅西側の外部コンセントのカバー上部に営巣したツバメが新たに現われた。
 ところが、最初に巣をかけた場所は、たびたびカラスの襲撃を受けた。卵の段階、ヒナになってからの段階で巣が襲撃され、繁殖に失敗することが続いた。昨年までは、襲われた後に2回目の繁殖をして何とか巣立ちを迎えていた。昨年は、卵の段階で2度襲われ、繁殖が継続できなくなった。

 そこで、ツバメの巣を安全な場所に誘導しようと考え、巣をかけられる台を作った。地面から軒下までの角材を用意し、その上部に板を取り付けて巣を置くことができる台とする構造にした。これを壁に打ち付ける分けにはいかないので、基底部は鋼製束と呼ばれる基礎ジャッキとして、突っ張り棒の容量で設置した。

 ところが、ここに巣をかけたのは別のツバメだったようだ。3つ目の巣からは無事子ツバメが巣だった。しかし、問題は1番目の巣のツバメだ。3つ目の巣からコツバメが巣立とうとした頃、1つ目の巣で、たぶん3度目の繁殖が始まった。3羽程度のヒナ鳥がいたようだ。巣立ちは確認できなかったが、巣が壊されていなかったので、無事に巣だったと思いたいたい。

 さて、今シーズンまでに、巣を移動できるよう、もう1台の巣用の台を用意しておこうと考えていた。ところがもたもたしている間にツバメがやってきた。3月20日のことだった。



 その後、ツバメを見かけることもあまりないままに20日あまりが経ったが、いよいよツバメが頻繁に姿を見せるようになった。玄関を開け放していると、戸板に止まり、あわよくば室内に侵入してこようとする。実際に何度か侵入してきた。巣作りに入ろうとしているに違いない。

 このまま巣作りに入ると、絶対にまた巣が襲われる。1番目の巣を移動する場所を、近くの安全そうな場所に確保してやる必要がある。そして作ったのがこの台だ。



 てっぺんの板は軒下に設置する際に圧力を分散するために取り付けた板。角丸の板が巣をかける台となる。
 1台目に設置した台とは違い、今回は、すでに設置している巣を取り外し、新たに作った台に木工用ボンドで貼り付けた。



 こうして作った台を軒下に設置した。10日のことだ。





 もとの巣は、手前のパイプ上部に作られていた。そこから約2m離れた、より玄関に近い場所に台を設置した。台とパイプ間の掃き出し窓上部には以前に巣がかけられており、問題なく繁殖していた。たぶんこの場所なら大丈夫だろう。

 巣があったパイプの上にはマスキングテープを貼り、巣をかけることができないようにした。



 さて、問題はツバメがこの巣を使ってくれるかどうかだ。人の手も加わっているので、用心するかもしれない。様子をみていたら、12日に用事を終えて自宅に帰るとツバメが玄関先にやってきた。

 チキッ、チキッ。声がするので窓越しにみた。玄関先の雨樋にツバメが止っている。巣は目の前だ。



 様子を見ていると2羽がきて物色しているようだ。



 ただ1羽のツバメは、元巣があった場所が気にかかるようだ。
 マスキングテープでふさいだパイプ上部に止まり、物色しているように見える。



 無事に使ってくれるよう祈っている。

 さて、13日夕方には、もうひとつの巣にツバメが戻ってきた。





 こちらの方が早く繁殖を始めそうだ。


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