良い実りをもたらす夏にー別雷皇太神で宵祭り

　地元遠野町上遠野の別雷皇太神で宵祭りが実施され、出席してきました。

　別雷皇太神――「べつらいこうたいじん」と読むが、別に「わけ いかづち すめらぎのおおかみ」というように、雷神様を本神とする神社だ。

　雷神様は、雷の神だが、雨をつかさどる農業神でもある。そういえば宮沢賢治のグスコーブドリの伝説に、飢饉におちいった時、雷雨を発生させることで窒素酸化物を農地に降り積もらせる場面が描かれているし、雷が多い年は豊作になるといわれている。

　もともとは京都の上賀茂神社、別名、賀茂別雷神社を本社とする、水戸の別雷皇太神を分祀して設立されたのが、上遠野地区の神社。遠野町上遠野の商店街の高台に建立されている。

　午後7時から始まった神事の後、直会（なおらい）では、地元婦人会による、盆踊りが奉納された。

　神事の後に祝辞があった。次のようなことを話した。

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　今日は、朝早くからご苦労様でございました。

　今日のニュースで、東北南部ですか、梅雨があけたと伝えられました。

　今日は、海開き式が行われ海水浴シーズンを迎えましたが、海にはたくさんの水があって、波が押し寄せていました。ところが今年の梅雨の期間、雨が少なかったような印象があって、それだけに秋の豊かな実りに結ぶよう、夏の気象が農業に適したものになることが期待されます。

　別雷皇太神は、雨の神でもありますので、そのご利益で、作物にとって良い気象状況になることを期待したいと思います。

　結びに、暑い夏になります。ご健康に留意されながら、ご活躍くださいますよう、心からお祈りしまして、祝辞にさせていただきます。

　本日は、おめでとうございます。

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