今日の中日新聞第一面下欄にある『中日春秋』は、読者に間違ったイメージを与える言説で読むに堪えないものだった。
https://www.chunichi.co.jp/article/473525?rct=syunju
太平洋戦争末期の硫黄島での日米の激闘を取りあげ、栗林忠道中将は米軍が本土へ上陸するのを少しでも遅くできるなら、
と洞窟に籠って抵抗したことで米軍が予想していた5日間での占領が1か月を超えたという出来事に今のウクライナの闘いを
重ね『アゾフスタリでの抵抗』を日本軍の抵抗に見立てている。
ウクライナ軍側(アゾフ連隊も含む)は、このアゾフスタリ製鉄所地下へ逃げ込んだ一般人を「盾」として使い、解放を阻止して
いて、「盾」となっていたのは、8年に亘り民族主義思想のウクライナ当局御用達団から虐待・虐殺を受けていた人々である。
アゾフ連隊が国民を守る為等という美談は端から眉唾もので、彼らが守るのはウクライナ民族だけなのだろう。
終わりの方には、『ロシアは反ロ意識が強烈なアゾフ連隊を「ネオナチ」と呼び、憎んでいる。』
呆れた歪曲である。
元々ウクライナ政権は、民族主義者(ナチズムを信奉)の暴力による「クーデター」によって成り立っている。
この民族主義思想は、ステパーン・アンドリーヨヴィチ・バンデーラが率いるウクライナ民族主義者によって引き起こされた「ヴ
ォルィーニの虐殺(民族浄化=ウクライナ民族以外は絶滅させる)」の流れの延長にあるもの。
それを「反ロシア」だからロシアがアゾフを「ネオナチ」と呼んで「憎んでいる」などと全く整合性のない破綻した説を平然と言い
放っている。
ナチスは、差別と偏見で塗れた「民族主義思想」で他民族を虐殺、これは、「考え方の暴力」で日常的に他者の命を脅かす
絶対に許されないもの。
何も反ロシア意識等なくても「憎む」べき思想・主義なのだ。
これまでの「中日春秋」は、とても的を射て痛快な文章が多かったのに ウクライナの事以来、米国NATOそのポチ政府と足
並み揃える内に米国・英国の広報を鵜呑みにして、裏も取らず歴史も調べず政権側と同調しているトンチンカンな言に気持ち
悪さが募るばかりだ。
大手メディアの記者がウクライナの現地に赴きウクライナ当局が用意した「ツアー」に参加、ウクライナ軍や反ロのウクライナ人
を取材して、それをそのまま事実として報告している事に片側だけの言い分だけでいいのかと、異を唱える人に「そういう方は
現地に来ればいい~ウクライナ軍は拒まない」旨を言い放っていた。
一般人が疑問に思って批判すると「現地に行けばいい」旨。「そんなに批判するなら、政治家になったらどうだ」という愚なる為
政者と同じ主張をしている。
それでも海外には、西側だけの言い分に疑問を感じ事実を精査して報告するジャーナリストもみえる。↓
☆ジャーナリストAlina Lippの報告
ドイツの不都合な真実、国から訴えられるドイツ人ジャーナリストAlina Lipp、徹底的に真実を排除するドイツの報道規制、欧米諸国による情報操作... https://t.co/ds6dPP3VvZ @YouTubeより
— 棄民与党と🏮持ち維新・国民と決別しよう (@mistyyoko) May 16, 2024
アゾフスタリから救出された女性の証言。
— 一匹狼 (@CA9YzwNRgav9a8Z) May 19, 2022
「此処で死ぬのなら、お前達も道連れだ‼️」
「それでも外へ出たら威嚇射撃をされた」 pic.twitter.com/mbokaJcazt