おとといの7月1日、世界に誇れる日本の平和憲法が、一部の与党為政者だけの歪曲解釈によって、これまで憲法で禁じてい
た『交戦権を持つ集団的自衛権の行使容認』が閣議決定されてしまいました。憲法を歪曲し、憲法の理念を冒涜、憲法9条を
消し去った如くの決定は、我ら主権者である国民に対して、この上ない愚弄と裏切りです。
今から10年前、国会で国民保護法等の有事関連法が議論されていた時に、この法の内容をわかりやすく伝えたいと、全国の
主婦や会社員が、1,500通のメールをやり取りして作られた絵本がありました。こういう法案が通る事によって、どういった状況
が想定出来るかを描いています。『集団的自衛権の行使容認』後の未来でもあります。
☆絵本【戦争のつくりかた】
WEBで公開されている一部分(立ち読み)です。↓
あなたは、戦争がどういうものか、知っていますか?
おじいさんやおばあさんから、むかしのことを聞いたことが、あるかもしれません。
学校の先生が戦争の話をしてくれたかもしれません。
話に聞いたことがなくても、テレビで戦争している国を見たことなら、あるでしょう。
わたしたちの国は、60年ちかくまえに 「戦争しない」と決めました。
だから、あなたは、戦争のために 何かをしたことがありません。
でも、国のしくみやきまりを少しずつ変えていけば、戦争しないと決めた国も 戦争できる国になります。
その間には、たとえば、こんなことがおこります。
私たちの国をまもるだけだった自衛隊が、武器をもってよその国にでかけるようになります。
世界の平和を守るため、戦争で困っている人を助けるため、と言って。
せめられそうだと思ったら、先にこっちからせめる、とも言うようになります。
戦争のことは、ほんの何人かの政府の人たちで決めていい、というきまりを作ります。
ほかの人には、「戦争することにしたよ。」と言います。時間がなければ、あとで。
*本の全体を載せてくれているサイトもあります。↓