常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

明法房の塚

2011-07-08 23:00:09 | 歴史
大宮地域の東野。
おおみや広域聖苑の北の広い田んぼに、島のように浮かぶ小さな公園。
まるで某RPGの聖なる祠みたい。


この公園は、明法房の塚の入り口。
公園から続く苔むした歩道の向こうの、むせかえるような緑の木々に囲まれて、塚がある。
涼しい風が吹いて、別世界に踏み込んだよう。


この公園にあった説明版によると、
明法房は、鎌倉時代、笠間市稲田で活動していた親鸞聖人の高弟。、
この塚は、明法房の墓。近くにこのお坊さんが開いた法専寺もある。
このあたり一帯は「奥久慈県立自然公園」に指定されている。

この塚が大切にされてきたことを思うと、
地域の人々が800年の昔から変わらず里山の暮らしを続けてきたこと、感嘆してしまうけど、
きっと、それは日本のどこの里山も同じで、変わらないことが普通なのかもしれない。




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