今日は夫の定期検査で市内の医院に行った。
待合室に、母が以前お世話になっていた盲老人ホームの入所者の方たちが数人いらっしゃった。
付き添いの看護士さんは、母が亡くなるまで親身にお世話下さった方だった。
入所者は入れ替わってもいるだろうから、知ってる人はいないかと思ったら、
当時の方が一人いらして母をよく覚えていて下さった。
「私はお母さんに面会室で三味線を教えて貰ってたんですよ~。
身体は小さいのに声は大きくて元気な人だったよね~。
お祭りのときは浪曲や歌を歌ってくれたよね~。
この頃もテープで聴いてたんですよ~。」
と、懐かしそうにおっしゃって下さり、看護士さんも
「みんなの誕生日を全部覚えてましたもんね~。
一度聞いたら直ぐ覚えてましたもんね~。」
と、待合室でしばし思い出話。
思わず涙があふれて止まらなかった。
亡くなって四年になるのに、覚えていてくれてなんかとっても嬉しかったのです。
次男からの写メ
出張の折に山中湖から撮った富士山だそうだ。