ひろっぺのお針箱

下手だけど手芸が好きです♪

私の知らなかった父の一面

2021-05-16 22:17:23 | 日記

北部九州は、昨日15日梅雨入りが発表された。
例年より20日も早く、観測史上2番目の早さだとか。
ちなみに1番は1954年5月13日だそうである。

1954年というと、もしや?と思って調べたら、
やっぱりそうだ 筑後川が氾濫し、九州北部が大水害に見舞われた年だった。

私が7歳(小2)の6月のこと。
この水害の際の出来事を、4つ下の従妹から聞いたのはつい5年程前である。

従妹と私たちは母屋と離れでそれぞれ暮らしていたのだが、
あわやという時に助けに来たのは、私の父だったという。

祖父母もいたはずだが、従妹にその記憶はないと言う。
父は自らもアップアップしながら従妹を抱えて離れに避難してきたのだった。

母屋は表から裏に濁流が抜けて危ないところだった。
離れは横向きに建っていたので、浸水はしたが、
当時押し入れに長持というものがあって、その上に家族が上がって助かったのだった

従妹の母親はその日、久留米に用で出掛けていて、これも又壊れた鉄橋を這って
命からがら帰ってきたという話を聞いたことはあった。
しかし、父が従妹を助けたという話は初耳だった。

従妹はあの時、私の父が助けに来なければ死んでたと思うと言う。
だけど、何しろ3歳だったから
その気持ちを誰にどう伝えたらいいのか分からんかったんよ、と話す。

父は、従妹を自分が助けたなんて恩着せるようなことは一切なかった。
だから私もそれまで知らなかったのだ。
もっと早く、父が生きてるうちに教えて欲しかったなー、と思った。

知っていたら、父に反抗なんかしなかったのになー(多分)な~んて思う。
今更遅いけど。

※訂正 筑後川氾濫の西日本大水害は1953年(S28年)6月の誤りでした。m(_ _)m

   早とちりで年度を間違ったけど、父のことをblogに書けて良かったです。5/17記

   


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