先々月隣の市に開業したショッピングモール内の映画館に、今日初めて行った。
今までは4~50kmも行かないと映画館がなかったから気軽に行けなかった。
近年観たのは『永遠の0』。近年と言っても10年ほども前であるから相当だ。
今日のお目当ては山田洋次監督の『こんにちは母さん』。
吉永小百合さんと大泉洋さん主演の話題作である。
吉永小百合さんは同世代で、若いころからの憧れの人だから、
これは絶対観なければ!と娘にアピールして連れて行って貰った。
スカイツリーが見える東京下町の庶民の日常生活。
表向きは淡々としているようで、皆それぞれの悩みを抱えている。
福江(小百合)の息子(大泉洋)も孫娘(永野芽郁)も。
福江は足袋職人の夫亡き後、店を守りながら、
ボランティア活動で知り合った牧師(寺尾聡)に恋をしている。
だが、その恋も牧師の転勤で失恋に終わる。
こういった辺りは『男はつらいよ』の寅さんに似ている。
山田監督は恋を成就させない。(笑)
まー、そこがほんのり切なくてよろしいわけで・・・。
息子は大会社の部長だが、会社内ですったもんだあり、家庭内でもー。
最後は退職、離婚もして軋轢から解放され母親の元に帰ってくる。
そのいきさつを見ながら、ウチの息子たちは大丈夫かなあ?と、
ふと気にかかったりなんかした。
この映画を観た感想を一言で言うならば、
小百合さんが相変わらず品があって綺麗だった、と言うことだ。(そこ?!)
「よいしょ!」と立ち上がるシーンは、私と同じだ!とクスッとなったけど、
もちろん演技だろう。
小百合さんは日頃はハツラツとしていて歩くのも速く、
監督から「もっと老人らしく動いて下さい」と言われたそうだから。
山田洋次監督の作品には、寅さんシリーズもそうだけど悪人がいない。
皆んな其々に色んな事情を抱えながらも一生懸命に生きている。
ブロガーの皆さんもそうだと思う。
爽やかに見終えた映画だった。
追記 大相撲の明生関が小百合さんのお店に足袋を買いにくるという、
大相撲ファンには嬉しいワンシーンがあります。
その他、ホームレスに扮した田中泯さんも重要な役を演じてらっしゃいます。
映画を観た後は『一風堂』でラーメンを頂く。
一杯が千なんぼかの値段に、
「『うまかっちゃん』なら10杯は食べれるね!」と言ったら、娘が
「そういう余計なことは考えないの!」って!(笑)
『うまかっちゃん』は西日本限定なのかどうか知らないけど、
ハウス食品の人気の即席とんこつラーメンなのです。
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