薄いエメラルドグリーンの蛾が、いつからなのか石垣にずっとへばりついている。
大きさは縦7㎝×横13㎝くらい。アゲハ蝶くらいの大きさだ。
蛾には違いないが、こんなの初めて見たから検索してみたら、
『オオミズアオ』という珍しい蛾だと判った。
幼虫の間は、梅や桜やリンゴなどの木の葉を食べるが、成虫になると口が退化して
食べられなくなるから、1週間から長くて2週間の命しかないのだそうだ。
その短い間に交尾し、卵を産んで死ぬのだという。
なんと儚い人生(虫生?)であることよ。
この儚いがために、絶滅危惧種とまでは指定されていないが、
その内見られなくなるのでは?という記事もあった。
追記(22:40)
夕方、様子を見に行ったら、地面に落ちていた。
死んだんだと思って触ろうとしたら、ばた狂ったように這いずり回って
草むらの方に逃げて行ったからそのままにした。
どのみち寿命が来てるんだと思う。
もしや卵を産み付けてないかと石垣をみたが、痕跡はなかった。
オスだったかもやけど。