久し振りの晴れ間に、孫のセーラー服が干されている。
洗濯機で洗ったというのに、スカートのプリーツもピシッとして型くずれ無し。
形状記憶加工とかで、専用のネットにいれれば洗濯機でもOKらしい。
そこで又、ばーちゃんは「へぇ~!」と感心する。
「ばーちゃんの頃はネ~、一日穿いたら折り目がヨレヨレになってネ~、
毎晩寝押しせんといかんかったんよ~」
というと、孫が、「寝押してなん?」と聞く。
「寝るときに布団の下にこうやって、ヒダをきれいに畳んで敷くんやけどね、
寝相が悪かったら朝起きたらシワシワになってたりしてね~!」
身振り手振り教えると、孫は「ふ~ん」と分かったような分からんような顔。
無理もない。半世紀以上も前の古~い話なんだから。
世の中はどんどん便利になっていく。
孫がばーちゃんになった頃はどうなってるんだろう?
ばーちゃんになった孫は自分の孫に、今の時代をどんな風に話すんだろうね?
←真っ白なアジサイを貰いました。