雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

たびだち

2011年08月23日 | ポエム



 たびだち

遠い山の
灰色の空と
遠いまちの
灰色の空とに
大きな大きな
虹の橋ができた
そして
きょう
いま
あの橋をわたって
旅立ちをするのです
あの虹をみた
あの人が‥‥
あの虹をみた
ぼくも‥‥
(1972)

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