ひつじが一匹ひとりごと

自然的生活楽術
ナチュラルでハッピーな食いしん坊生活 

エコチルメールマガジン42号

2017-01-27 19:52:35 | 子育て
環境省エコチル調査サポーターをしています。

エコチルマガジンが届きました。

一部を貼っておきますので、どうぞご覧下さい。

たくさんの方にこの調査を知っていただくことが大事だと思いますので。

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☆☆☆ 2017年2月18日(土)、第6回エコチル調査シンポジウム開催 ☆☆☆

   今回は、子育ての様子をつづったインスタグラムが話題のタレント、【アンガールズ・山根良顕さん】の特別講演(対談)や、詳細調査(訪問調査)の実物展示があります。
   ぜひお越しください!

    ※お申し込みは→http://www.env.go.jp/chemi/ceh/

 〈目次〉
  1.エコチル調査からのお知らせ
  2.おしえて、エコチル先生!
  3.ユニットセンターから「今月のひと言」


エコチル調査のあれこれをご紹介する、「おしえて、エコチル先生!」。

 エコチル調査では、約10万人の参加者全員を対象にした全体調査と、そのうち5千人を対象とした詳細調査を行っており、詳細調査の一つに「医学的検査」があります。
 今回は、国立成育医療研究センターの目澤秀俊先生に「医学的検査」の意義と、小さなお子さんを対象にした検査を実施するうえで工夫されていることをお話しいただきました。

         ☆      ☆      ☆

       「医学的検査って、なにをやってるの?」

 エコチル調査の「医学的検査」では、全体調査の質問票ではわからないような、お子さんの肌の様子を観察したり、身長・体重や血圧を測定したりといった、直接お子さんにお会いして行うことが必要な検査を実施しています。また、その場でお子さんに受け答えしてもらって、その反応を見たり、採血をして血液を測定したりしています。
 全国の対象児を同じ機器、同じ測定法により調査することで、身長や体重、血圧、肌の様子やお子さんの発達について精度の高いデータを得ることができます。また採血を行うことで、アレルギー体質を評価する非特異的IgE抗体、具体的に何の物質(卵やダニなど)に反応しているのかを示す特異的IgE抗体、成長・発達のホルモンである甲状腺ホルモン、骨の生成に関わるビタミンDといったものを測定することができます。

 詳細調査の対象である2歳のお子さんにとって、採血をされるのは苦痛なことです。しかし、血液検査を行うことで、身体計測や診察ではわからない、身体の中のホルモンの動きやアレルギー体質など客観的な多くの情報が得られます。これらは環境と子どもの成長・発達を調べるエコチル調査にとって重要な評価項目です。

 エコチル調査では、採血の苦痛やストレスをできるだけ小さくするために、5つの工夫をしています。まず、採血部屋を可愛らしくデコレーションし、お子さんの緊張をやわらげる環境を整えます。そして、事前に採血の流れを説明し、保護者とお子さんの不安をとりのぞきます。採血時には保護者の方に抱っこしてもらい、お子さんが安心できる姿勢をとります。そのうえで、ビデオや絵本を見せて気をそらし、余計なストレスがかからないよう工夫をしています。さらに、希望者には、注射針を刺したときの痛みを減らす「痛み止めの薬」(クリームやテープ)を使用し、採血の不安と痛みの両方を軽減しています。

 これらの工夫により、半分以上のお子さんが、痛みが少ない・痛くないといってお帰りになり、お母さん方の中には、お子さんが泣かずにできたことを喜んでおられる方もいらっしゃいます。初めての場所で初めての人同士で実施するエコチル調査の医学的検査ですが、参加されるお子さんにとっても成長できるよい機会となれるよう、努力して行っております。
コメント
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