「お子さんのことば」について、お勉強会の内容を自分への覚書として書き留めています。
さて、最終回はクイズから。
①~⑥で、発音の練習対象になるのはどれでしょう?
〈言語発達年齢〉
①2~3歳 「さかな」→「しゃたな」
②2~3歳 「テレビ」→「テベリ」
③4~5歳 「さかな」→「しゃたな」
④4~5歳 「とうもろこし」→「とうもころし」
⑤5~6歳 「さかな」→「しゃたな」
⑥5~6歳 「テーブル」→「テールブ」
ひつじが気になるのは⑤
ことばの他に、身体の発達や手足の使い方、食べこぼしが多いか、なども見る必要があると思います。
「となりのトトロ」で「とうもころし」と話す めいちゃんは4歳。幼稚園の年少さん、保育園の3歳クラスです。あのかわいらしい話しことばは印象的ですが、発音練習の対応外。
STさんも⑤が練習の検討対象と仰いました。
4.その他のことば・聞こえに関する障害
ことばの遅れ
原因:知的障害、発達障害、脳性麻痺、難聴など。
症状:理解もお話も遅れている。理解よりもお話が遅れている。お話ができないなど。
対応:生活の中で、ことばを促す関わり、声かけをする。サイン(ジェスチャー)や絵カードなどを使って訴える手段を身につけるなど。
難聴
原因:感応難聴(神経の原因)、伝音難聴(骨など構造の原因)、混合難聴(両方)など。
症状:小さい音だけが聞こえない(軽度難聴)、補聴器があれば聞こえる(中等度難聴)、大きい音が聞こえない(高度難聴)、音が歪む、ことばの遅れ、発音の誤りなど。
対応:必要に応じ、補聴器の装用、人工内耳の手術。手話や文字名を利用し言語を促すなど。
以上。
書きながら、沸き上がる疑問やセルフツッコミ。まだまだ勉強したいな、と思います。
吃音が新学期や年度始めに一時的に多くなり、その後回復するのは、心理面との関係もあるなあ、と思います。やはり、身体はつながっています。
二人で声を合わせて話したり、歌うと吃音は消失しますが、療育言語指導以外のアプローチ法をいろいろ思いついたので、覚書は良い試みでした。