ひつじが一匹ひとりごと

自然的生活楽術
ナチュラルでハッピーな食いしん坊生活 

ありのまま とは?

2012-06-30 23:39:42 | 障がい

発達障害支援セミナー に参加しました。

児童精神科医 佐々木正美先生の

自閉症の特性の理解と適切な支援とは」 

試行錯誤を経てTEACCHに出会う 

自閉症のまま幸福に健康に学び働き生きる環境を

と題した基調講演でした。

いつも穏やかな佐々木先生に、人として憧れと尊敬の念を持たずにはいられません。

「私は間違っていました。」とご自身のお考えを訂正されたエピソードをある方から伺いましたが、それもお人柄ですね。

先生がおっしゃっる「ありのまま」とは違う、勝手な解釈で受け止める方が多くいます。

「ありのまま」でいいことと、放置放任「そのまま」は違います。

「物事を忘れることが出来ないで苦しんでいる」チャールズ・ハートのことを多くの人が知るべきです。

「自分にも背中があることは、大きくなるまで分からなかった」のは作家で翻訳家のニキ・リンコさんです。

表裏なく嘘をつかない、怠けず真面目な自閉症の人は、すばらしい才能を秘めているのです。

成長の機会を奪い、社会から隔離することは、当事者が必要とする支援ではないと思います。

安心な環境で、努力し、学び、働く大人を目指せる理解と支援をしましょう。

今日の私は、「フレンチトーストを食べているテンプル・グランディンの気分」です。

ありがとうございます。

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メタ認知

2012-06-30 05:56:55 | 障がい

人前で平然とメイクをする女性がいます。

車内で見かけると、暇つぶしに観察します。

先日、どう見ても30代の女性がアイラインを引いていました。

額に横じわ、鼻の下が伸び、口も開いたムンク顔・・・。

車内で注目の的ですが、当人は鏡の中の目元に夢中です。

ひつじ家当主は、いつも同じバスに乗ってメイクする女子高生を見て「やり方覚えた」そうです。

「臭いし、隣に座られるとみんな迷惑そうにしてるよ。つけまつげする時に『揺れろ~!』って、念を送ってるよ。」

周囲がどう感じるか、想像して行動できるか、って大切です。

自分の行動や考え方を客観的に見ることをメタ認知というそうです。

発達障がいのあるニキ・リンコさんや藤家寛子さんの本を読むと、メタ認知に問題あるかも・・・って感じます。

場にそぐわない行動をあたたかく見守っていただけるのは、年齢制限つきです。

メタ認知は10歳くらいから身につけさせたい力です。

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