ある雑談の中で、白石市の武家屋敷の話が出ました。武家屋敷とはいえ、中~下級武士の旧宅で、まるで映画「たそがれ清兵衛」のロケセットみたいな藁葺き屋根の家です。
それでふと思い出した不思議な話があります。
今から5~6年前のことでしょうか。まだM-クンが生まれていなかったころ、つまりYクンがまだ一人っ子のころの話です。
白石の武家屋敷は白石城の北側、外堀添いにぐるりと廻ったところにあります。僕たち三人(COZY、BELA、Yクン)は冬にここを訪れました。
昔の家って、どこか凄みがあるものです。柱の太さ、小上がりの材の厚み、そしてきいんと澄み切った土間の空気。天井が高いから、頭や背中に冷気が降りかかるような寒さです。
Yクンは3~4歳。飽きてきても困るからと、早々に引き上げて堀(沢端川?)沿いの道にでました。
「?」
ふと気がつくとYクンが付いてきていません。振り返ると、後ろの方でぽつんと立っています。
「Yクン?」
いままで見たこともないような大真面目な顔しています。そして、そのまま地面にきちんと正座し、両手をつきました。
― なんか様子おかしいんじゃない? ―
慌ててYクンのもとへ戻る二人。
「Yクン?」
どこを見ているのでしょう、まっすぐ正面を黙視したままです。
「Yクン!?」
肩に手をかけると、「ん?」というふうにこちらを見て、それからニコニコして抱きついてきました。
― なに、今の? ―
未だにあれがなんだったのかわかりません。本人も覚えていないようです。
もしかして昔にああいう情景があって、たまたまそこを通りかかったYクンがシンクロしちゃったのかしら、と非現実的な想像したりしています。
そういえば、あの子、妖精がみえるんだったっけね。依童(よりわら)の素質があったのかしら。それにしても悪いことが起こらなくてよかった。
それでふと思い出した不思議な話があります。
今から5~6年前のことでしょうか。まだM-クンが生まれていなかったころ、つまりYクンがまだ一人っ子のころの話です。
白石の武家屋敷は白石城の北側、外堀添いにぐるりと廻ったところにあります。僕たち三人(COZY、BELA、Yクン)は冬にここを訪れました。
昔の家って、どこか凄みがあるものです。柱の太さ、小上がりの材の厚み、そしてきいんと澄み切った土間の空気。天井が高いから、頭や背中に冷気が降りかかるような寒さです。
Yクンは3~4歳。飽きてきても困るからと、早々に引き上げて堀(沢端川?)沿いの道にでました。
「?」
ふと気がつくとYクンが付いてきていません。振り返ると、後ろの方でぽつんと立っています。
「Yクン?」
いままで見たこともないような大真面目な顔しています。そして、そのまま地面にきちんと正座し、両手をつきました。
― なんか様子おかしいんじゃない? ―
慌ててYクンのもとへ戻る二人。
「Yクン?」
どこを見ているのでしょう、まっすぐ正面を黙視したままです。
「Yクン!?」
肩に手をかけると、「ん?」というふうにこちらを見て、それからニコニコして抱きついてきました。
― なに、今の? ―
未だにあれがなんだったのかわかりません。本人も覚えていないようです。
もしかして昔にああいう情景があって、たまたまそこを通りかかったYクンがシンクロしちゃったのかしら、と非現実的な想像したりしています。
そういえば、あの子、妖精がみえるんだったっけね。依童(よりわら)の素質があったのかしら。それにしても悪いことが起こらなくてよかった。
うん、これは、以前体験していたか、以前の記憶がそうさせた、と、私は思います。
本人憶えていないというところが、これまた、良い話です。
別件ですが、Yクンがとある場所で手を合わせたら、その直後、頭痛に襲われたことがありました。
むやみやたらと手を合わせるなといいましたが・・・。
この手の話はハマると却ってよくないからこのへんで・・・。