退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#22: 日本で感心すること。

2013-05-22 19:29:06 | アメリカ便り
アメリカに長く住んできた私には、日本で感心させられることが数多くあります。
今日はその中の一つを上げてい見ましょう。

日本の皆さんから見れば、“なんだ、そんなこと。あたりまえじゃないか” と言われそうですが。
そんなことを言わず “当たり前が期待できない国” に住んでる私の話を聞いてください。

説明が難しいですが、片道2車線の道路で右折したい車が道路の真ん中で止まりますよね。
皆に少しでも迷惑をかけまいとして、中央線ぎりぎりまで寄っで止まりますよね。
その車の後ろについてきた車は止まらずに少し左にそれて追い越しますね。

その時に私の感心することが起きるのです。

2車線の左車線を少し後方で走っていた車が、黙認のうちにその左にそれて来た車を、
自分も左にそれてよけてくれたり、
自分の車の速度をわずかに落として、その左に寄ってきた車を前に入れてあげたりしますよね。
実にすばらしい。これを見ると私は、“日本人ってやはりすばらしい、頭が良い国民なんだ”と改めて思います。
このお互いの、まるっきり知らない人同士が黙認し譲り合っていると言うことがすがらしいのです。
お互いに “大丈夫だよ、わかってるよ。” と言う気持ち。アメリカにはないですね。
知人にだったら黙認してどうのこうのと言うことになるけど、丸っきりの他人同士が運転中に黙認しあうなんてこと考えられません。
気使いなんでしょうね、これも。日本人の遺伝子に組み込まれた気使いです。

つまり日本では、他の車を運転している人の “気使い” を期待できるということですよ。
この気使い、マナーとは違いますよ。マナーはアメリカのもの。気使いは、日本のものです。
マナーは“義務”です。気使いは“気持ち”です。

最後に、皆さん、アメリカと言うか外国で気使いは期待しないほうが良いでしょう。

今日の写真は、だらけきった、伸びきった害リスです。


原始林の中の一軒家から。
今、すごく近くで、コヨーテの集団の泣き声が聞こえました。

ハブちゃんのマミー