#92: 日本人の愛国心。

昨日も一昨日も30度。
今日も30度になるそうです。

わが第二の祖国、アメリカ中西部、夏は馬鹿暑く（７月から9月の間は、25度から35度）、冬、これまた雪が無い分馬鹿寒い（12月から2月はー20度から2，3度）。
だから、夏はセントラルヒーター、冬はセントラルクーラーなしでは暮らせません。
築45年の我家は、近所に新しく建って来た家々に比べると小さめ。
家の温度調整も、どけちの主人と争いを起こしながらこまめに調整をして、節約に気をつけています。

しかし、この新しく建ってきた近所の家々は皆馬鹿でかい。
日本のでかい家とは桁違い。
”こんなでかい家、電気代いくらかかっているんだろうな～”と、リーマンショックの根源とも言える家を見るたび思っています。

私の住むところ、一般的に使われているガスが通っていないためすべて電気。
私、アメリカで原発がなくなることは絶対無いと断言できます。

愛国心ですね。
先日、日本人の愛国心は無自覚、不明瞭な愛国心だと言いました
今日はこれをもう少し説明したいと思います。

私は、アメリカに長く住んでいるのでアメリカと比べたいと思います。
アメリカ、白黒がものすごくはっきりしています。
不明瞭なんて言う生半可そして繊細な所がほとんどありません。
だからアメリカ人の愛国心も"あるか、ないか”なのです。
アメリカは移民の国です。
現在でも、自国で暮らしていけなくなった人が正規に、または、不正規にやってきます。
アメリカに来たくて、努力してやってきた人が大半で、アメリカと言う“自由”の国に感謝している人が多いと思います。
それが愛国心として現れていると思います。
何代も前に移民でやってきた人達、今じゃ１００％アメリカ人となった人達も常に愛国心を植えつけられていると思います。
というのは、小学校以降、学校では毎朝、国旗を挙げる儀式をグループごとに行うし、"忠誠の誓い”というものを授業が始まる前に皆で唱えます。
“君が代”を歌うかどうか討論している日本とは違います。
アメリカ国民だったら、”国歌を歌え、忠誠を誓え、そんなことに疑問を持つな”と言う国なのです。
ちなみに、式典で国歌を歌う歌わないを論争するのは、平和ボケした日本ぐらいなのでは。

アメリカでは、アメリカに住む＝愛国心をもつと言う方程式が、半強制的に成り立っていると思います。

日本は皆、愛国心持っていると思います。
ただ持っているということがわかっていないのでは。
あまりにもネガティヴなそして日本人の誇りを失わさせるような国政によって。
日本は、日本人は優れているという自信を持たせることによって、日本人の愛国心を育てることができると思います。

先日、テレビで評論家が“排他的な感情で愛国心を持ってはいけない”、つまり他国と比べることによって愛国心を持ってはいけない、と言ってましたが、私は、これには反対です。
どんどん比べて、日本がどれだけ住み易い国か考えて欲しい。
そしてそれを愛国心につなげて欲しい。

日本に来るたびに日本の綺麗な道路、家並みに感心します。
日本は、世界で一番綺麗な国だと誇っています。
アメリカは、汚いですよ。
ごみ、いたるところに落ちています。
家並みのあるところでもごみが散乱しています。
日本人の”ごみ広い”、“すんでいる所を綺麗に保とう”とする気持ち、これも日本人が持つ不明瞭な、無自覚な愛国心（愛日本人)の現れだと思いますが。

長くなったので今日はこの辺で。

ハブグレのマミー。

ＰＳ．ヨリさん大丈夫です。自分で冗談言って笑っています。
ハブちゃんグレーシー元気かな?　マミーもうすぐで帰るからね。