退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#93: ヨリさんの認知症

2013-08-08 18:24:12 | アメリカ便り
今日は、私の経験から認知症について少し話します。
でも医者でもなんでもない私が話すことなので、そこのところは理解してください。

今回の7月16日からの私の日本滞在、私も忙しかったけど、よりちゃんも精神的肉体的に大変だったと思います。
7月10日に私が来て、娘が16日、息子が30日、そしてアメリカから友達夫婦が8月2日に来ました。
そして娘は、8月1日、友達夫婦が6日に帰っていきました。
出入りの激しかった家の中、母は疲れたことでしょう。
おまけに母に良かれと思って連れて行った旭岳一泊、洞爺一泊旅行。

疲れと、暑さが39.5度という発熱に現れたのでしょう。
昨日は少々、認知が危なかったけど、今日はほぼ元の状態に戻った感じです。
禮ちゃん民生委員曰く、"認知症の人には、否定より肯定的行動で接するように”
さすが、民生委員。
わかりました。ありがとうございます。

3年ほど前にもヨリさん、危なくなりました。
私、アメリカから毎夜、ヨリさんに電話していたのですが、日々おかしくなって行くのが電話線を伝わって感じられるようになりました。
ついに電話にでなくなり、これはだめだと思い、即、帰ってきたのでした。
私が家に着いたときには、常に意味のないことを話し続けて、認知症が顕著にでていました。
精神状態が、ヨリさんの目にも表れていました。

脳外科では、軽度の正常圧水頭症、小さな梗塞が見られるなどいわれましたが、果たしてそれが今回の認知症につながっているかどうかはわからないようでした。
私は、アメリカからの電話で、ヨリさんの栄養不足があきらかだったので高蛋白質ドリンク、複合ビタミンBサプリなどをもって来て、それを飲ませ、栄養のあるものを食べさせました。
それが良かったのかどうかわかりませんが、少しづつ症状が回復していきました。
でも介護の再認定をしてもらった時には、要介護1だったのが4のなりました。
それほどひどかったです。
自分ではまるっきり覚えていませんが。
2ヶ月して私が帰る時には兄と信頼できる施設を探しあて、そこに母を入れてきました。
この施設の人達のおかげで、母は1年後には、すっかりよくなり、その後、東北、石垣島等、車椅子ですがいろいろ旅行ができるまでになりました。

でも今回の子供達の帰国、私が4月に帰ってきた時に、母の認知が結構あきらかになってきたと思ったため、子供達に "今のうちに帰ってきたほうが良い" と言って帰ってきてもらったのです。
わがままヨリさん、去年10月ぐらいにお世話になっていた施設から出て、一人暮らしを始めたのですが、私はその一人暮らしのせいで認知が悪くなってきたと思います。

今、週3回デイサービスを受けていますが、私が帰るときには、施設長に頼んで、毎日でも、できるだけサービスに行ってもらうことにします。
やはり、年をとっての一人暮らしは、認知症を悪化させると思います。
栄養と刺激が認知症を悪化させないのには必要だと思います。

ではまた。

ハブグレのマミー