horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

銀のトラム アーティストの家

2014-05-04 | トリノの街、建築物


電車、トラムおたくのむすこの一番のお気に入りの場所。
触りたい放題、運転手席。
実はここ、おトイレなんですよ。

トリノ市のレジョパルコ通りの円形広場にある銀色のトラムは、
元トラムが住居に変身したものです。
実際に住所も存在して郵便も配達されています。

Progetto diogeneというグループのアーティストたちが
「アーティストの家」として
海外からのアーティストに宿泊を提供しています。
キッチン、ダイニング、ベット、シャワー、トイレ、
すべてトラムの中に完備。

土曜日は一日開放されていて、トラムの中を見学することができます。

3.11の地震のあと、復興支援金を集めるために
日本人の方たちがこのトラムで日本食を作って販売されたそうです。


トラムの変身ぶりはこちらの動画で見られます。




このトラムに住みたいむすこは、しょっちゅうここを見学しているので
特別切符をもらいました。
子ども、むちゃくちゃ喜んでます。


消しゴムはんこ熱、ヒートアップ。母にもタイムリー。

トリノ メルカンティ通り

2014-04-11 | トリノの街、建築物


回廊(ポルティコ)と細い路地が交差する街並みの風景です。


向こう側のメルカンティ通り (または via dei Mercantiといいます。)から差し込む光が
Palazzo di Citta'広場前の回廊を通って手前側の灰色の石畳にあたっているところです。

メルカンティ通りは、トリノ市内の歴史のある細い路地の中で特に古い路地と言われています。
中世の頃から存在すると言われていて、
1855年には魔術師が住んでいたという言い伝えもあります。
トリノと言えば、黒と白の魔術でもいろいろ言われがあるので
魔術師と呼ばれた、または自称が居たとしてもおかしくないです。


昔のこの路地はどんな風だったんだろうかと
はるか昔の歴史に思いを馳せます。

皆さま、よい週末を。

回廊の美と雨の日の快適さ

2014-03-27 | トリノの街、建築物


トリノは回廊の街。

トリノに住んで間もなかった頃、回廊は雨の日にこそ、その魅力を存分に発揮する!と
感激したことがありました。

雨の日に、子どもを連れて急な用事で中心街に行くことがあっても
回廊の下を歩いているときは傘知らず。回廊の長さも幸いして快適に
すーいすーいベビーカーを押して移動ができます。

支柱や天井装飾の美しさも回廊歩きの楽しみのひとつです。

写真は特に美しいと思う天井装飾がある、ピエトロ・ミッカ通りです。

トリノのドゥオーモ前

2014-03-23 | トリノの街、建築物


イエス・キリストを包んだとされる聖骸布があるドゥオーモの前。
お土産やさんがいて、おっ、it's a new! Mi piace!

トリノはイタリア周遊ツアーのゴールデンルートから外れているので
他の有名都市に比べると日本人観光客はとっても少ないです。

それでも、イタリア旅行2回目、3回目でトリノへっていう人もいて
ときどき日本人の観光客を見かけます。

せっかくの旅なのに、建物が修復中でがっくりってことがありました。
例えば、先月訪れたローマのスペイン広場前の噴水…。そしてコロッセオ。えっ!?でした。
トリノのドゥオーモ周辺も修復中で、早く終わらないかなぁと思っています。


土曜日曜と自宅で仕事漬けの夫…。
母子ともにがっくりなんですが、仕事の邪魔にならないように
電車に乗って近郊の街にお出かけでもしましょ。

テゾリエラ公園の巨大プラタナス

2014-03-18 | トリノの街、建築物


トリノ市内一古い今年で299歳になる巨木プラタナス。
1715年からどれだけたくさんの人たちの人生を見守ってきたのでしょう。

このテゾリエラ公園には、
18世紀、サヴォイア家時代に財務・文化財大臣として働いていた
コッコナート市出身の公爵アイモ・フェッレーロのお屋敷があります。
写真に写っているお屋敷がそれです。

1713年、結婚してすぐ後に妻のクララ・テレーザ・ガイのおじから与えられた土地に
このお屋敷を建て、周りの敷地、総面積は約75000平方メートルを購入し庭にしました。
今、お屋敷は音楽関係の図書館として使われています。

公園内には18種の大木の数々、季節の花々、銅像、噴水、
子ども遊園などがあり、市民の憩いの場となっています。
この近くは、閑静な住宅街で治安が良く、地下鉄もあって
子どもを育てるにはいい環境です。

連日、暑くて日中はノースリーブでも過ごせる陽気です。
そろそろ雨が降って気温が下がってもいい頃です。

春の日ざしがあふれてるトリノ

2014-03-14 | トリノの街、建築物


とある公共施設の男性受付員が、
事務チェアーの背もたれに持たれかけて
仰け反った姿勢のデカ態度で対応してくれました。
傾斜角度45度超え。
本日の気温20度超え。
色んな意味でアツい一日でした。

春の日ざしに照らされたアルプスの山並みは、
冬のそれとはまた少し違った美しさがあります。

春の光、満開の木蓮そして七分咲きの桜に誘われて
週末は花の写真撮影がメインになりそうです。

良い週末を!

トリノ サッシ登山鉄道

2014-03-08 | トリノの街、建築物


「のりたいでんしゃ はしるきかんしゃ」
子ども向けソングで1番から3番まであり、合計12種類の電車が登場します。
歌い始めは新幹線、そして最後はリニアモーターカーで締めくくられます。
電車おたくの子どもを一気にとりこにしてしまう動画は親の味方です。

1日に10回ぐらいは普通に歌うので、少なく数えても年間3650回は歌っています。
一番最初にこの歌を歌おうと思ったとき、電車の順番を間違えないように
紙に歌詞を書きだして暗記しました。

ぐずりだって癇癪だってねんねの前のごねごねだって
電車おたくにこの曲を歌うと、デュエットモード オン!
一緒に3番まで歌いあげるまでに成長しました。
ご機嫌で一人遊びをしているときに自分に酔いしれて歌っている姿は、
もうお風呂に浸かって熱唱するおじさんそのものです。

そんな電車小僧を連れて、トリノのサッシ駅というところまで行ってきました。
トリノの西の端から中心地を通り北東の端までの11.3キロを走る
15番のトラムに乗って行きます。68番のバスでも行けますが、
15番はオレンジのクラッシックな車両か、青とシルバーのモダンな車両のどちらかがきます。
電車小僧はトラムにも熱を上げているので、
どちらが来てもご機嫌でトリノ市内東西横断の旅を楽しんでくれます。
トリノの中心地からですと約6キロの旅になります。

サッシ駅のケーブルカーは、1884年に開通し当時は蒸気ケーブルカーでした。
今は写真のような歴史トラムが使われており、ラック式です。
ラックレールの真ん中に600Vの電気が流れています。
3.1キロの距離を時速14キロ以下でゆっくり丘を登って
海抜625mのところにあるスペルガ聖堂駅に到着します。
スペルガ聖堂のある丘ではトリノ市内を流れるポー川とドーラ川を真下に見ることができ
正面にはアルプスの連なりが綺麗に見えます。

イタリアは今7日です。日本はもう8日ですね。
国際女性デーなので、それにちなんだ写真を撮るつもりをしているので
明日も更新する予定です。夫が休日出勤なので子どもを見ながら写真が撮れたら・・・ですが。

フェガテッレ

2014-02-25 | トリノの街、建築物


可憐な小花たちの雪を押し上げる底力と生命力に春の訪れを感じる・・・はずが、
今年は雪が降る日が少なくて雪解けのフェガテッレを見ることはなさそうです。

フェガテッレという名前には、葉の形が肝臓(fegato)を連想させたとか、
肝臓に効能があるハーブだとかの理由があるようです。
日本名は、三角草(みすみそう)とか雪割草(ゆきわりそう)と言います。
林道の傾斜面に小さなブーケのように固まって咲いています。
花言葉は自信、忍耐。
どこかで読んだ成功の反対は失敗じゃなくて、何もしないことなんて言葉を思い出させます。

春のような天気が続いています。
スペルガ聖堂駅の裏側にあるパノラミックなハイキングコースには
フェガテッレだけではなく、野生種の淡い黄色のプリムラも顔を出し始めています。

Piazza Vittorio

2011-01-29 | トリノの街、建築物


私がトリノで遊学生活を送っていた10年前、
縦幅360m×横幅111mの巨大広場、ヴィットリオ広場は駐車場だった。
ジプシーや何かの中毒の人が駐車場にうようよいて治安もよろしくなかった。

現在は広場の下に駐車場が整備され、開放的な広場になっている。
2月末から3月にかけて開催されるチョコレートの祭典は、
この広場を代表する初春の風物詩。

トリノ市のサイトをチェックしてみると、
2月15日までヴィットリオ広場のど真ん中に
スケートリンクが設置されているそう。

夜はイルミネーションがきらきら輝いてなんてロマンチック。
おなかが減ったら、近くの本場メキシカンで、
タコスやチップスを食べて、楽しい夜を過ごせたのになー。
実に残念。
今回の写真も昨年撮りためたストックから。

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再び立ち上がるという意のリソルジメント

2011-01-14 | トリノの街、建築物


カリニャーノ宮殿の裏側にあたる東側のカルロ・アルベルト広場に面した
19世紀のファザードが豪華絢爛なカリニャーノ宮殿です。
イタリア統一運動を象徴する歴史的建造物です。
昨年撮り溜めてあったストックからの投稿です。

この宮殿は,西側も東側もそして宮殿の中庭も、どこをどう切り撮ろうか悩みます。
挑戦しては落胆・・・それの繰り返しです。
横にどーんと広がっている建物を縦で切り撮ろうとするので仕方のないことです。

西側の宮殿周辺は、観光やビジネスの雰囲気が漂っていますが、
それに比べると東側の宮殿の前には国立図書館があるためか、
待ち合わせや休憩中の学生さんがくつろぐ憩いのイメージがある広場です。
ベスパと自転車は閉館前まで勉強していた学生さんのものかな。

今年はイタリア統一150周年。
イタリア統一から150年経った今、リソルジメントの意味のように、
再びの再び、秩序ある社会になるように立ち上がってほしいと切に願います。

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回廊からあふれ出すひかり

2011-01-12 | トリノの街、建築物


前回載せたカステッロ広場の
サンロレンツォ教会の左側にある
細い路地をまっすぐ進んでいくと、
ルーチ・ダルティスタ「空飛ぶ絨毯」がある
トリノ市庁舎広場にやってくる。

ルーチ・ダルティスタの柔らかい光が
シンメトリーの回廊からあふれ出て、
冬の特別な空間を演出している。
ロマンチックな冬の夜のお散歩コース。

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ドゥオモまでの数十メートル

2010-11-24 | トリノの街、建築物


天気予報では木曜日は雪模様だと知って
カメラバックを肩からかけて街へ飛び出した。
まだ撮ってなかった街の紅葉を探して。

今月から始まったルーチ・ダルティスタの下見も兼ねて
街をうろうろ。いつものように細い路地を好んで歩く。

路地を曲がればどんな景色が目の前に広がるかを知っている。
それでも、季節や時間帯で見える光と影のバランスは、
前回歩いたときとは異なるし、
その日の自分の気分によって見え方も変わってくる。

3月4日通りからドゥオモ広場に辿りつくまでに、
中世の面影を残す控えめなふたつの広場が面してある場所がある。

そこからドゥオモ広場まではあっと言う間に辿り着ける距離だけど、
毎回楽しみにしている数十メートル。
自分の歩調ごとに見えてくるルネッサンス建物の美しさを堪能できる瞬間がいい。

ドゥオモの礼拝堂のシンドネ(聖骸布)が納められている
グリアーニのクーポラがいつもと違う。
火災被害の復旧工事が終わったんだ。
騙し絵シートが覆われていた部分ってあんな風だったのか。
初めてお目にかかった。

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トリノのひかり

2010-10-07 | トリノの街、建築物


このブログの姉妹ミニブログpick「トリノのひかり」Torino daily photoで使った一枚です。
マダム宮内にある、お気に入りのシャンデリアです。
日中も自然な光が反射して綺麗ですが、夜も幻想的な光を放ちます。
pickでの反応が良かったのでブログでも掲載することにしました。

先日、pickを運営している会社のHさんという方から
「トリノのいいこと・物をpickしませんか。」とお声をかけてもらったので
軽い気持ちで始めたんですが、ゲーム感覚ではまってます。
投稿した写真への反応を見るのが面白いのです。
twitterの写真版のようで、オンラインゲームのようでもあり、
写真付きチャットのようなものでもあり、ソーシャルネットワークでもあり、
いろんな要素が混ざり合っています。
pickに登録されてない人は、小さい写真しか見れないようで、
その点がちょっと残念です。

1000日記念の記事へのコメントを下さった方々、どうもありがとうございます!
心温まるコメントを読ませてもらって、ブログの読者の方たちを身近に感じました。
写真の幅広い表現方法を身につけて、何かを感じてもらえる写真を
撮れるようにいろいろトライしていこうと思っていますので、
これからもちょくちょくこのブログに遊びに来ていただけると嬉しいです。

プレゼント応募は15日まで受け付けています。
チョコレートの型に興味がある方はコメント残してくださいね。
よろしくどうぞ!

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オリゾンドゥイタリア ドゥトリノ 

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