horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

タフな精神の源は情熱?

2010-01-12 | イタリア
「人は変わる。周りも変わる。自分も変わる。」

私には失うものなんて何もないから、何も怖くない。
イタリア人よ、好き勝手にやっちゃってくださいな。
私はどうなっても知りませんから! という精神状態。



最近ずっとこんな顔をしている気がする、私。

昨日友だちが、
「頑張ってはいけない職場もあるよ。そういうところからは
さっさと身を引いて他を探したほうがいい。」と
家族のひどい職場を例にあげて話してくれた。

一旦歯車が狂いだすと、意固地になるイタリア人。
事の本質をみようとせず、異国のやり方が日本でも通用すると思い込んでいる。
いつも逃げ道を作っているので電話や会って話したがるときは要注意。
上手くいかなかった仕事はもっぱら立場の弱い者に依託。
失敗したときは他人のせい。

うちの夫がよく使う言葉、ファッチャ・ダ・クーロ。
TVに出ている政治家のことや、仕事で会った人の印象がファッチャ・ダ・クーロ。
イタリア語のスラングなのだけれども
相手に顔を見せないでお尻を見せているというような表現で、
つまり相手を馬鹿にしていたり、おちょくっている感じが顔に出ている人のこと。

仕事ではこの手、多いんです。うわべだけの言葉の裏にはどろどろなモノが
隠れていることを最初の段階で私が見抜けていないだけ。
イタリア人は初めて会う人をとても警戒する傾向がある。
「この人はいずれ自分に危害を加える存在かもしれない」と。
だから自分流を相手に押し付けてくるのかもしれない。

イタリア人は文句を言わず従順に、言われたことをハイハイと言って
引き受ける日本人が大好きですよ。そのかわり、プライベートでも容赦なく
頼み事(un piacereやun favore)をしてきますけれど。
都合のいいように使われるのが気にならない人はイタリアでやっていけると思う。
でも私は、そんな状態に耐えられない。人間味のない仕事の仕方をする人とは働けない。

頭を切り替えて新しいことに目をむけるために
前からすごいなと思っていた、バングラデッシュで貧困層の支援活動をしている
若き実業家山口絵里子さんの本「裸でも生きる」を読んで元気をもらおう。

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