ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

言葉選び

2009-07-07 | 雑念
「言葉遣い」
子供は真似をして生きていきます。生活を共にするリーダーは言葉の力を甘く見ないで欲しい。普段の言葉遣いを子供達がしたら、良いのか悪いのか?考えて欲しい。何故学校の先生が「です」「ます」調で話をするのか?人を呼ぶとき「某さん」とさん付けで呼ぶのは何故か?それは長期間共に過ごす大人が見本となるから、こうなって欲しいという歩く教科書を自然に演じていると言ってイイでしょう。国語の授業で「美しい日本語」を「汚い日本語」で教えても意味がないのと同じです。

キャンプには必ずねらいがあります。子供達に「こうなって欲しい」という。その為には言葉を選ぶ必要があると思います。例えば「自主性(自分で行動しようとする力)を育てたい」なら「なになにしなさい、時間が間に合わないよ」とは口が裂けても言えません。それを伝えた時点で「自主性」を体験することができなくなるからです。プログラムも逆に言えば声掛け次第でガラリと変化するということです。

言葉を意識して話をし、子供達がどのような行動をとっているのかを詳細に記録する。それがリーダーの現場の仕事だと思う。

使い分け

2009-07-07 | 雑念
「叱る」と「怒る」
躾として叱る。感情で怒る。と考えて指導しています。そしてその叱ることにおいても事前にルールやマナーの話をした場合により、声をかけるようにしております。考えられる危険なことを避けるためにルール作りを行い、みんなが嫌な思いをしないようにマナーの話をします。決して説明なしに叱ることはしません。事前に説明した内容のことについてのみの話をします。

また安全のために事前説明が長くならないように、「何か危険なことがあった場合は中断して全員に注意をするかもしれません」と省略して、後から危険なことを教え伝えることをする場合もあります。

あとこれが出来る若い指導者は少ないと思うのは、嫌なことを嫌だとハッキリ伝えること。子供にカンチョウをされ、引きつった笑みで注意しても再び挿入されることは間違いないと思います。嫌なこと、2度とされたくないことは、しっかり口調を変え、伝える。何故か普段は起こることもリーダーとなって指導者意識が高ぶるのでしょうか?感情を押し殺すのでしょうか?しっかり感情で1対1で、人間対人間で怒るべきときはあります。

使い分けが大切だということでしょうね。