「ごちそうさま」でも同じような牽制は行われ、そそくさと片付けに入る。
片付けが終了したら「振り返りの時間」があることがインフォメーションされ、片付けとストレッチが終了したら居間に全員が集合し例の「振り返りの時間」が始まった。
A4の紙を渡され「時間軸」と「きもち」のグラフを書くことに。そして2回のフリーランのラインを記入するとのこと。つまり自分がフリーランの最中にどんな「気持ち」だったのかを聞き出そうというもの。
そのときの私の感情は「またいきなりですねー」という思いだった。改まって1日の振り返りをするにしてもなかなか参加者にとっては唐突な感情リサーチになっている。当然疲れや眠気もあるからね。
結局私は「右肩上がりの2本の線」を記入した。まあもっと起伏のあるグラフがあったのだろうが、その振り返り自体に心を開くことができずに「適当に」グラフを記入してしまった。そしてそれなりのグラフに対する説明も説明できたりして、本当の気持ちを話したという時間ではなかった。本当に大切な時間を私は無駄に過ごした。それをインストラクターの振り返り技術のせいにして自分のいい訳にしていた。それにしても「ひどかった」のはひどかったんですけどね。
まあこんなひねくれた参加者がいた場合、そういうグラフを描く人間もいるというサンプルとして勉強にもなったんですけど。
ひとりひとりグラフを見せながら説明を求められる。それを参加者はインストラクターに報告する。そしてインストラクターは問う。「なんか言い残したこととか言いたいことはありますか?」
ないでしょー。その参加者同士のアイスブレイクもファシリテーションや引き出す仕掛けもしていなかったら。ただの先生に夏休みの宿題を提出している気分でしたよ。そしてそれに気づいているのは私だけだと思います。他の参加者は健気(けなげ)にインストラクターに話をしていましたから。
それって意味有るんですかね?『セルフチャレンジ」って自分に気づくことを目指しているんでしょ?だからアイスブレイクもしなかったし、話をしやすい雰囲気も作ろうとせず、野放しなんでしょ?
「指導者の介入」は悪なんでしょ?
でもね。でもね。当たり障りのない表面だけの感想をいう振り返りの時間って自分のことを見つめる時間になりますかね?自分のことをはなしができない雰囲気で自分に気づくことってできるんですかね?アイスブレイクが偽物の人間関係だと言うなら、この振り返りの時間って偽物のセルフじゃないって言えるんですかね?
体験してみてやっぱりOBSのプログラムの活動自体はすばらしい。でも心の中の一番大切な部分に届くための「振り返りスキル」「カウンセリングスキル」といってもいいかもしれない。それはプロジェクトアドベンチャーの考え方の方がすばらしい。
しかし「ハイブリット」の時代。かの「ターミネーター4」でも「ハイブリット」。私もプロジェクトアドベンチャーとOBSのすばらしいところをイイトコ取りして冒険教育の「ハイブリット指導者」を目指したいと思った35の夏であった。
片付けが終了したら「振り返りの時間」があることがインフォメーションされ、片付けとストレッチが終了したら居間に全員が集合し例の「振り返りの時間」が始まった。
A4の紙を渡され「時間軸」と「きもち」のグラフを書くことに。そして2回のフリーランのラインを記入するとのこと。つまり自分がフリーランの最中にどんな「気持ち」だったのかを聞き出そうというもの。
そのときの私の感情は「またいきなりですねー」という思いだった。改まって1日の振り返りをするにしてもなかなか参加者にとっては唐突な感情リサーチになっている。当然疲れや眠気もあるからね。
結局私は「右肩上がりの2本の線」を記入した。まあもっと起伏のあるグラフがあったのだろうが、その振り返り自体に心を開くことができずに「適当に」グラフを記入してしまった。そしてそれなりのグラフに対する説明も説明できたりして、本当の気持ちを話したという時間ではなかった。本当に大切な時間を私は無駄に過ごした。それをインストラクターの振り返り技術のせいにして自分のいい訳にしていた。それにしても「ひどかった」のはひどかったんですけどね。
まあこんなひねくれた参加者がいた場合、そういうグラフを描く人間もいるというサンプルとして勉強にもなったんですけど。
ひとりひとりグラフを見せながら説明を求められる。それを参加者はインストラクターに報告する。そしてインストラクターは問う。「なんか言い残したこととか言いたいことはありますか?」
ないでしょー。その参加者同士のアイスブレイクもファシリテーションや引き出す仕掛けもしていなかったら。ただの先生に夏休みの宿題を提出している気分でしたよ。そしてそれに気づいているのは私だけだと思います。他の参加者は健気(けなげ)にインストラクターに話をしていましたから。
それって意味有るんですかね?『セルフチャレンジ」って自分に気づくことを目指しているんでしょ?だからアイスブレイクもしなかったし、話をしやすい雰囲気も作ろうとせず、野放しなんでしょ?
「指導者の介入」は悪なんでしょ?
でもね。でもね。当たり障りのない表面だけの感想をいう振り返りの時間って自分のことを見つめる時間になりますかね?自分のことをはなしができない雰囲気で自分に気づくことってできるんですかね?アイスブレイクが偽物の人間関係だと言うなら、この振り返りの時間って偽物のセルフじゃないって言えるんですかね?
体験してみてやっぱりOBSのプログラムの活動自体はすばらしい。でも心の中の一番大切な部分に届くための「振り返りスキル」「カウンセリングスキル」といってもいいかもしれない。それはプロジェクトアドベンチャーの考え方の方がすばらしい。
しかし「ハイブリット」の時代。かの「ターミネーター4」でも「ハイブリット」。私もプロジェクトアドベンチャーとOBSのすばらしいところをイイトコ取りして冒険教育の「ハイブリット指導者」を目指したいと思った35の夏であった。