ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

男という悲しい生き物は、永遠に

2015-09-07 | 雑念
「メアドは諦める」

先輩は少なからずショックを受けていた。
哀愁が溢れている。

そして雨がしとしと悲しみを洗い落としてくれている。

男とは悲しい生き物である。
いくつになってもモテたいと思い
プライドや意地のような
世間体が邪魔をする。

温泉に浸かって傷を癒すサル

それが男なのだろう。
そんな傷ついたサルを目の前で見た。
僕はその先輩サルを胸に抱いて
「俺を置いて先に行け!」
と死にゆくのを見届けて
前に進んでいく。

哀れで悲しくそして、可笑しい。

もう温泉に入っても癒せないほどの傷を彼は受けたようだ。

彼は作戦を間違えた。
手当たり次第にメアドを聞いて
僕は怪しいものでない!と訴える。
なぜに?そこまでしてなぜにメアドを?

もう最期のアドバイス「スマホに変えてLINEグループを作りましょう」と囁く。

目の中に一筋の光がさす。
スマホの写真撮影、容量、アドレスの登録など一通り質問してきて、少し本気でスマホに変えるかもしれない。

そしてまた再び戦場へ乗り込むのかもしれない。再び哀愁が彼の周りに立ち込める。

傷は見る間にカサブタに変わり
目は戦士のように鋭くなる。

や、やる気だ!
彼は再び戦うつもりだ。

女性のアドレスを聞くという戦場へ!
いや、次の戦闘はLINEを聞き出すという戦い。

戦場が違う。
スマホという武器も変わる。
まだ勝てる戦いに変わるのかもしれない。

ランボーのように泥の中から突然襲いかかる。
肉弾戦が得意なのだ!

スマートな槍で遠くから音もなく敵を消していくような戦いではない。もがき苦しむ相手とギリギリの戦い。

相手が傷つくか彼が傷つくのか。

平和な職場に恐ろしいほどの生臭い血が流れないことを祈る。

いや、だからなぜに、そこまでしてアドレスを聞きたいのか?