ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

僕の本気と彼らの眼差し

2016-07-18 | 雑念
高校生対象ファシリテーション

明るく爽やかなメンバーに2日間
チームはお互いを意識しあってゴールを目指す。
湿度と日焼けが彼らの敵である。

僕は新調したストローハットで対峙した。

問題もなく楽しさもひたむきさも持ち合わせる。
ある程度の負荷もかけて彼らへの次のステップを促す。

学校の先生じゃないのに
そんな基礎知識ないのに「教育」の最前線に立っている。

彼らは将来日本を担い、次世代を育てていくだろう。

金を残すものは下
仕事を残す者は中
人を残す者が上


政治家であり医師でもあった
後藤新平(1857〜1929)の言葉

本当に楽しい仕事である。
彼らとは2日間しか関わらない。
でもそれがイイ。

僕は「人見知り」を必死で取り繕いながら
彼らと本気で向き合う。
感じたことをお互いに話ができる関係づくり

彼らは少しずつ心を開いて
僕も少しずつ彼らと距離を近づける。

僕は当然何かを教える人ではない。
彼らが何かに「気づく」手助けをする。

もうひとつの言葉

人間は一度教わると
その教わったことしか
できなくなる


思想家であり美学者でもあった
柳宗悦(1889〜1961)の言葉

僕がPA的な教育手法の最も共感する部分は
「気づきの場を作る」ということ。

教えるんじゃない
学び取るチャンスを作る

そして学び取るのは参加者自身である。
学ぶ内容についても
その参加者が決められる。

そして気づいたこと、学んだことは
ホンモノの学びそのものなのである。

今日も彼らと対峙する。
今日も彼らの本気を見られる。

僕は彼らよりも人生を学ぶ。

人間の可能性を
未来を
そして感動を

生きる意味はその目の輝きの中にある。