山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

たそがれどきに(さんぽうた151)

2022年07月17日 | いきもの

  たそがれどきに   からすうり ようか

 

ほんとうのことをいうと

もっと くらくなってから

あいたかった

 

そう

ひがしずみ

つきが

かがやきを ますころに

 

わたしが

いちばん きれいになるころに

 

わたしには

つきのひかりが

にあう

 

つぎにあうときは

できることなら

たそがれどきに

 

 

       なんとも不思議な花です

 美しく、妖しげな花。

       地面につるを広げたり

       壁を這い上がったりしながら

       多分、今が花盛りなんじゃないかな?

 そう思って聞いてみたら、

「違います。」

と言われてしまった。

「私が一番きれいに咲くのは夜なんです。」

とのこと

 このお方、

本名は『キカラスウリ』と言うそうです。

(マタギは、ずっとカラスウリと呼んでた)

 更に調べてみると、

やっぱり夜に咲くのだそうです。

理由は、

受粉を助けてくれるのが、

夜の昆虫だからということみたい。

 

 基本的に1日で枯れてしまう花らしいから、

マタギが出逢ったのは、

もうすぐ枯れようとしている昨夜の花なのかもしれない。

 

 それなのに、

こんなにきれいなのだから、

咲き始めの黄昏時には、

さぞ美しいんでしょうね。

 

 暑い時間帯は避けて、

それこそ月夜の夜道に、

夕涼みがてら、

逢いに行ってみたくなりました。

 「ようか」さん、

チャンスがあったら、是非再会しましょう、

黄昏時に