今回の事件と訃報に強い憤りと悲しみを感じております。謹んで哀悼の意を表させて戴きます。
「なにがあっても、この扉を開けてはいけません。」
「・・・?」
「いいですか。良い香りがしてきたり、煙が立ったりするかもしれません。それでも、決して扉に手を触れてはいけないのです。この約束を守れたならば、あなたのもとには、きっと幸せが訪れるはず。約束を守れますか?」
「はい。」
「いいお返事です。それでは、10分後に、また。」
これが、『開かずの扉』
何をやっているのでしょうか。
本日の収穫物。
これと
これで全てです
かなり優秀なタケノコなんですけど、量が少ない。これは、季節が進んで採り場が狭まったから。
仕方がないことでしょう。
で、この貴重なタケノコを、どう調理していただくか、というのがここからのお話になります。
当地では、『初物』というのは野菜でも山菜でも珍重されますが、『終わり初物』という言葉もありまして、「この収穫が今年最後になる。」という作物を、ことのほか大切にし、味わう習慣があるんです。今回のタケノコが正にそれ。どうやって戴くかを、家族アンケートし、その結果をもとに調理内容を決めていきます。
ただですね、今年最後のタケノコ採りでは、欲タガリの本性が出てしまったんですよ。「これで最後なんだから!」と、ついつい手を出してしまったのが、この子達。
出始めのチビちゃん達です
10㎝あるかないかのタケノコです。これで皮を剥くと、食べるとこなくなるんじゃないの?と思うようなサイズなんだけど、「もう、ここには来ないんだから!」という思いが先に立って、つい採ってしまいました。
これを美味しく戴くとしたら、焼きタケノコでしょう。早速グリルに並べました。
それでは、行ってらっしゃい!
・3分間強火で焼いて(余熱なし)
・その後、7分間弱火にかけます
・消火後、暫く蓋を開けずに蒸し焼きに
※この辺が『開かずの扉』の所以です
さあ、そろそろいいかな?
・火傷しない程度に冷めてきた頃合いを見て取り出します
ほっほっほっ、いい焼き色、いい香り
各自、皮を剥いたらお好みの味付けで戴きます。
マタギはマヨ南蛮(山形県民なら分かる、この美味しさ)
ハア~。旨い!
この食べ方って、収穫の始まった5月頃にちょっとやるけど、意外とやってないんだよね。アク抜きなし。タケノコ本来の美味しさをダイレクトに味わえる料理。正に、終わり初物にふさわしい食べ方ですね。みんな、喜んで食べていました。
さあ、続いて大物達の料理です。どうやって食べるかは、家族の意見を聞いて決めていきたいと思います。
今シーズン最後の筍料理だ。みんなが満足出来る食べ方にしたいものです。
To be continued!
それにしても・・・、たまたまでしょうか?人の命を軽んじた出来事が多すぎると思います、世界中で。命を失う人と、その人に関わりのある人々の無念に想いを馳せてほしい。