山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ちょっとさみしいね(さんぽうた149)

2022年07月04日 | いきもの

  ちょっとさみしいね   くさばな なつの

 

あら おめざめ?

まあ こんにちは

おひさしぶり

いちねんぶりかしら

 

もう なつがきたの?

そうみたいね

ほんとだ

おひさまが まぶしい

 

しとしとあめの しゃわあは

ないのかな?

もう おわったみたいよ

ええ? さみしいよ

 

わたしも さみしい

でもさ しかたがない

げんきだそう

らいねんは もどってくれるから

 

そうね

いまは おひさまと

なかよくしましょ

 

でも やっぱり

ちょっとさみしいね

 

 

 本日の散歩。

       ネジバナみっけ

       キャッツイヤーも咲いてます

梅雨明けした日差しのもとで見つけました

キャッツイヤーは

もう

かなり前から咲いていたけれど

ネジバナを見つけたのは

今年初めて

去年までよりも5日から10日ほど早いみたいです

今回は、聞こえてきた2人の会話を綴らせていただきました

 

 2人とも、再会を喜んでいたけれど、あまりにも早く去ってしまった梅雨空を惜しんでいたみたいです。マタギも同感です。

この日、出逢った花たち 

       ネムノキ

       このお方も10日ほど早い

       紅花さんたちも早いです

 

       これは、4日前のタチアオイ

知り合いから

こんな話を聞きました

「タチアオイの花が、一番上まで咲いたら梅雨が明ける」

 

 だとしたら、このタチアオイの花も、もう上まで咲いているかも。

 

季節感を楽しむ前に

去ってしまった梅雨

だけど 草花は

新しい季節の到来を

教えてくれていました

このことを、寂しいと捉えるか

それとも、嬉しいと捉えるか

・・・

 おっと、忘れていた。

       いちばんさみしいのは、君たちかもしれないね

 

季節よ、

さみしさを残していくのは、仕方がない。

でも、

少しずつでいいから

喜びの窓を

開きながら進んでおくれ。