この夏、大活躍した料理素材。沢山ありましたが、
この子にも、随分世話になりました
小倉アイスやかき氷に使って、美味しく暑さを乗り越えてきたのです。
けれども、ここにきて猛暑日の予報はなくなり、冷たいスイーツへの需要は、だいぶ下がってきた感じ。というか、「今日は、作らなくてもいいんじゃない。」という気分の日が増えてきたのだ。
最高気温は、ほぼ毎日30℃を超えるんだけど、その時間も僅か。このぐらいだったら、余裕で乗り越えられるもんね。
ここで、問題が発生する。
じゃあ、今、ここにあるあずきちゃんはどうすればいいんだ。いくら涼しくなってきたとは言っても、そんなに日保ちするはずはない。早く使わなければならないのに。
マタギの場合、懸案事項があると、夜、寝ている間に天使だか悪魔だかがやってきて、色々な提案というか誘惑の言葉をかけてくる。今夜も、何者かがやってきて囁いた。
「あずきって、冷たくなくても美味しいんじゃないの?」
なるほど。そりゃそうだ。
冷たいに拘らずに考えれば、あずき料理の幅はグンと広がるじゃないか。
んでもって、閃いたのが、羊羹だったのだ。はい、決定。早速作ってみましょう!
下ごしらえ・調理の部
使う材料は以下の通り。
・寒天2gにあずき200g、砂糖45gに塩一つまみ
・水300gに寒天を計り入れて、かき混ぜながら溶かします
・ゼリーとの大違いは、沸騰後も火を消さず、2分ほど混ぜ続けます
・砂糖を入れたら、あんこ(粒あん)の半分も加えてほぐしていきます
・残りの餡子も溶かしたら火から下ろして、混ぜながら水に浸けて冷ましていきます
・40℃を下回るととろみが出てきます
・適当な容器に流し入れて
・表面を均したつもり。冷蔵庫へ
・約2時間後、容器と羊羹の間に隙間を開けて(包丁の先で、クイっと)
・プリンみたいに皿に落としました
※これだと、盛り付けの時に美しいと考えた
※容器に残した方が、多少日持ちがするかもしれない
※つまり、この辺は、お好みです
たまたま庭に生えていたモミジの葉を添えてみました
う~ん。いかにも秋のスイーツじゃありませんか。
上品で十分な甘みを備えているのですが、程よく冷たくて、喉ごし爽やかです。
家族からも、大変好評でありました。
ああ~、あずきちゃんを生かすお菓子が出来てよかった!
夜に枕元で囁いてくれた、天使だか悪魔だかの君、アドバイスをありがとうね。
また、よろしくお願いします。