山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

あずきちゃん、ありがとう!

2023年09月06日 | 日記とレシピ

 この夏、大活躍した料理素材。沢山ありましたが、

       この子にも、随分世話になりました

 小倉アイスかき氷に使って、美味しく暑さを乗り越えてきたのです。

 けれども、ここにきて猛暑日の予報はなくなり、冷たいスイーツへの需要は、だいぶ下がってきた感じ。というか、「今日は、作らなくてもいいんじゃない。」という気分の日が増えてきたのだ。

 最高気温は、ほぼ毎日30℃を超えるんだけど、その時間も僅か。このぐらいだったら、余裕で乗り越えられるもんね。

 ここで、問題が発生する。

 じゃあ、今、ここにあるあずきちゃんはどうすればいいんだ。いくら涼しくなってきたとは言っても、そんなに日保ちするはずはない。早く使わなければならないのに。

 マタギの場合、懸案事項があると、夜、寝ている間に天使だか悪魔だかがやってきて、色々な提案というか誘惑の言葉をかけてくる。今夜も、何者かがやってきて囁いた。

「あずきって、冷たくなくても美味しいんじゃないの?」

なるほど。そりゃそうだ。

 冷たいに拘らずに考えれば、あずき料理の幅はグンと広がるじゃないか。

 んでもって、閃いたのが、羊羹だったのだ。はい、決定。早速作ってみましょう!

 下ごしらえ・調理の部

使う材料は以下の通り。

 ・寒天2gにあずき200g、砂糖45gに塩一つまみ

 ・水300gに寒天を計り入れて、かき混ぜながら溶かします

 ・ゼリーとの大違いは、沸騰後も火を消さず、2分ほど混ぜ続けます

 ・砂糖を入れたら、あんこ(粒あん)の半分も加えてほぐしていきます

 ・残りの餡子も溶かしたら火から下ろして、混ぜながら水に浸けて冷ましていきます

 ・40℃を下回るととろみが出てきます

 ・適当な容器に流し入れて

 ・表面を均したつもり。冷蔵庫へ

 ・約2時間後、容器と羊羹の間に隙間を開けて(包丁の先で、クイっと)

 ・プリンみたいに皿に落としました

 ※これだと、盛り付けの時に美しいと考えた

 ※容器に残した方が、多少日持ちがするかもしれない

 ※つまり、この辺は、お好みです

       たまたま庭に生えていたモミジの葉を添えてみました

 う~ん。いかにも秋のスイーツじゃありませんか。

 上品で十分な甘みを備えているのですが、程よく冷たくて、喉ごし爽やかです。

 家族からも、大変好評でありました。

 ああ~、あずきちゃんを生かすお菓子が出来てよかった!

 夜に枕元で囁いてくれた、天使だか悪魔だかの君、アドバイスをありがとうね。

 また、よろしくお願いします。