本日は、久しぶりの山遊び。
数えてみたら、約20日ほど山遊びの間隔が空いてしまっていた。
9月のこの時期に、こんなに間隔が空いてしまった年は、記憶にない。
理由の一つは、忙しさ。
確かに、休みの度に、法事があったり、工事が入ったり、審判業務があったりと忙しかったのは事実だ。
しかし、今年の9月が、史上最高に忙しかったとは思えない。
振り返ってみると、今年以上に忙しかった年は、たくさんある。それでも何とか工面をして山に出かけてきたはずだ。
つまり、忙しさ以上の理由があるということ。
それは、自分自身の気持ちだ。
出かけても無駄
そういう思いが強くて、山に足が向かなかったというのが正直なところ。
今年の天候では、秋の山菜は、成長どころか発生すらできないでしょう。
収穫できないのなら別のことをやりましょう。
そんな気持ちが勝ってしまい、足が遠のいていました。
でも、今日は楽しみで仕方ありません。
ようやく秋が訪れた山で、どんな出会いがあるのか。今まで我慢してきたことへのご褒美は何か。早速、出かけて確かめてきたいと思います。
本日もA氏と同行することになった。目的地はK川だ。
例によって夜明け時刻に到着。身支度開始。久しぶりに肌を刺す山の冷気。この季節が来るのを待っていたんだよね。さあ、この寒さに刺激されて、自然界は、どんな風に変化しているのでしょうか。
通り慣れた踏み跡なのだが、まだまだ藪が覆いかぶさっている。沢を渡って暫く歩くと、
センボンイチメガサの群生
あいかわらず見事だ。しかし、発生から数日経過したのだろう。残念ながら、少々老け気味。とるのは写真だけにしておきます。
なぜか今頃になってチチタケ
前回は、全く気配がなかった森ですが、今回は、だいぶ変化しています。曲がりなりにも、キノコが出ているじゃないの。
倒木の様子見をするA氏
しかしですなあ、マイタケをはじめとする秋のキノコは、殆ど生えていません。
気温が下がってきたとは言っても、訪れるのがちょっと早すぎたかもしれません。
路線変更です。
ミズコブが成熟しているから
こちらを戴くことにしましょう
いいワサビですね
掘ってみたら、意外と根が短い
それでは、もう少し。
こちらは太くて長い
ワサビ根の良し悪しは、普通は、茎の太さと数で判断するのですが、何と言っても自然が相手。それだけでは、決まりません。地面の下の環境にも、大きく影響を受けるので、掘り出してみるまで分からないんです。根っこを十分に伸ばせる環境が必要なんです。
例によって、根だけ戴いて株は元の地面に植え直します。
キノコの収穫はなかったけれど、季節が進んでいることは実感できました。
それに、やっぱりいい水、いい空気。おかげ様で、いい汗をかくことができました。
これが山の神様からのご褒美ですね。
本日は、これで十分です。
「明日、別の川に様子見に行ってみる。その結果で、次にどうするか決めよう。」
「了解!」
次への楽しみも広がりました。
ご神木に朝日が当たり始めた
本日も、楽しいひと時をありがとうございました。
また遊びに来ますので、よろしくお願いいたします。