葡萄飴へのチャレンジ、2回目である。
前回の葡萄飴は、一晩経ったら、飴成分が殆ど流れ落ちてしまい、とてもじゃないけれど『飴』とは言えない状態になってしまった。
原因は、砂糖水の煮詰め方が不十分だったこと。
ここまでは、明らかだ。
だからと言って、煮詰め続ければよいかというと、そうでもないところが、このスイーツの厄介なところ。
煮詰め過ぎればビターな大人の味、カラメルソースに大化けしてしまう。
そうなる手前だから、べっこう飴ぐらいの段階で、ブドウに絡めれば美味しく仕上がるはずなんです。
で、対策を色々考えて2回目のチャレンジということです。
行ってみます。
前回残った飴
水を少し足して、器に入れておいたら、砂糖のかたまりになっていました。
ここにお湯を加えると、
濃厚な砂糖水に戻ります
これを鍋に移して加熱
葡萄飴には、少々足りないので砂糖を追加しましょう。
100gの砂糖と少々の水を加えて弱火で加熱
この間に爪楊枝刺し葡萄の準備
泡立ちの粒が小さくなってきました
今回は、箸を使って混ぜながら様子を観察してみました。
鍋から箸を抜いて挟んでみると、飴の粘着度合いが分かると考えました。
ここまでのアイディアは、多分成功。
刻々と飴の粘りが増してくるのが分かります。
よし!今だ!!
作戦2に移ります。
火を止めて、鍋をコンロから離してから、ブドウに絡めていきます。
コンロの上だと、予熱で飴が焦げ付くからです。
おおっ、何だかいい感じ!
飴を絡めて並べると、すぐにカチカチに固まっていくのが分かります。
よおし!
次々にブドウを絡めていくと、あれあれ???
コンロから外してあるはずなのに飴の色が茶色く変化してきましたよ。
これは、飴本体の熱が限界を超えて自分の性質を変化させていることの表れに違いない。
まるで、サイヤ人がスーパーサイヤ人に変身していくようです。
ああ~、この変身は、止められない!
どうなったかというと、
分かります?
右下が、普通のサイヤ人。
そこから反時計回りに変身していきました。
サイヤ人とスーパーサイヤ人を並べると、
こんなに違ってました
多分ね、サイヤ人の方は美味しいと思うんだよ。
問題のスーパーサイヤ人の方を食べてみましょう。
カリッ、モグモグ
・・・
これは、フリーザの器にも収まらない独特のお味ですね。
正直言って、よい子の皆さんには、お勧めできませんがな。
まあ、大した数ではないから、マタギが消費しましょうかね。
そのうち、なくなるでしょう。
でも、大きな問題が残りました。
葡萄飴の『詰め』の段階ですね。
焦げ付かない温度を維持して、しかも葡萄に絡めると固まるという状況をどう創出するかが、次の課題となるでしょう。(難しそう)
そして、もう一つ。
たっぷりのカラメルソース
凄く濃厚なカラメルソースが、向こう1年分ぐらい
どうしましょう。
まあ、プリン道も道半ばだから使うけど、それにしても多いですね。
で、更に怖いのが、次の飴作りで失敗すると、また出来てしまうこと。
これはプレッシャーがかかりますね。
次回こそは成功させなければ。
気合が入ります。