「常備菜がそろそろなくなりそう。」
このように妻が言ってくる場合、全ての常備菜がなくなりそうなわけではない。
例えば、先日作った海苔の佃煮や紅生姜みたいなものは健在である。
じゃあ、なにがないのかと言うと、大抵は、マタギの弁当に詰めるおかずの一品がないのである。
これは、重要な問題である。
今の仕事に就いてから、妻に弁当作りを頼むようになって以来、ずっと甘えっぱなしなので、せめておかずぐらいはと作り続けてきたものでもあるのだ。
これがないということは、色々と困るんだよね。
場合によっては、円満な家庭生活にひびが入る可能性さえあると考える。
で、弁当のおかずスペースに入り切るものだから、大物はいらない。
チマチマっと隙間を埋めてくれて、なおかつご飯が進むような物がいい。
そんで、冷蔵庫の中を見たんだけど、今は夏野菜の最盛期と言ってもいい状態なんだよね。
T氏からもらったジャガイモは勿論、タマネギ、ピーマン、ニンジン等々色とりどりです。
この際、ちょっと贅沢に主菜レベルの常備菜にしてみようか。
こういうものは、思い立ったが吉日。
早速始めますよ。
作るのは、酢豚です。
そもそもマタギ自身が大好きだし、素材の切り方と加熱の仕方次第で、弁当のおかずとして長く楽しめると考えました。
早速行ってみます。
下ごしらえ・調理の部
夏野菜はたっぷりあるので問題ないんだけど、肉をどうするかです。
当初、ブロックのベーコンを使ってみようと思っていたんだけど、鶏もも肉が半端に残っているのを見つけたので、これを使うことにしました。
つまり、酢豚ならぬ酢鶏です。
・鶏もも150gを細かめに切って酒醤油ごま油で下味
・タマネギをくし切りの半分に
※全ての野菜をハーフサイズにしましょう
・ジャガイモニンジンピーマンも小さめに切って
・鶏ももに片栗粉を塗します
・鶏肉に続いて野菜類にもしっかり火を通します
・ジャガイモもフライドポテト並みに揚げますよ(小さいの分かる?)
・『餡』は、酢45、醬油55、砂糖27、お酒30、みりん18gにケチャップと片栗粉適量+水60g
『餡』の準備が出来たら
・揚げ油を軽く洗ったフライパンに全ての材料を入れて
・煮詰めていくとトロミが出てきますが、少し粘って水分を飛ばします
酢鶏の出来上がり
これ、美味しいです。
文句なく夕食のメインディッシュにできると思います。
ただ、普通との違いは、1個1個の素材の大きさがハーフサイズなこと。
そして、日持ちするように、よく火を通してあることです。
お弁当には使ってもらいますが、ここからの使い道は、妻に任せた。
みんなで美味しく戴いて楽しみましょう。