早蕨の萌えいずる春になりにけるかも
巷では、とうに、そういう季節が到来しているのだが、マタギのワラビ採りは、ようやく始まる。
と言うのも、ここ数年通っているワラビ採り場の春が遅いため。
「明日、行ってみね?」
「まだ、ちょっと早いみたいだけど、行ってみるか。」
的な話になり、A氏と出かけることになった。
この広場、春の訪れは遅いが、とにかく、どこよりも高品質なワラビが採れる。
謂わば、スーパーワラビ採り場だ。
この場所をA氏が発見して以来、他の場所のワラビに目がいかなくなってしまったのだ。
去年よりも、10日ほど早いが、今年の気候なら、もう発生しているかもしれない。
日の出時刻を目標に出発した。
急斜面を数十m下って広場に着くと、
出始めてるじゃない
この画像だと、暗闇みたいだけれど、ストロボの発光を止めると、
一応、もう、夜明けです
この採り場でも、例によって、頭上の山菜タラノメなんかは、すっかり枝葉を広げている。
足元はというと、コゴミ類はもちろん、ウドも伸びきっている感じ。
ただ、肝心のワラビは、A氏が言っていたように、まだ出始めという感じだ。
したがって、伸び切ったシダ類をかき分けながらのワラビ採りになった。
伸びた草木をかき分けてワラビを採る
シオデやオオナルコユリも、出ている気配がない。
今年の山の特徴と言うか、変なところ。
山菜の種類によって、出る時期が例年と異なるだけでなく、ずれ大きくなっているのはこの地も同じようだ。
それでも、
なかなかいいワラビも出ています
藪の中に入ると、
これで60cm以上あります
軟やわとした、いいワラビが生えています。
まだ最盛期ではないから、そんなに大量には採れないけれど、十分です。
朝日の射し始めた広場をあとにする
「次は、N沢か。」
「タケノコも、早いべねえ。」
「また連絡するから。」
「うん。よろしく。」
そうして、帰宅したのは、朝の7時。
通勤ラッシュの始まる前に着いてしまった。スーパー朝仕事ですな。
出始めだけど、いいワラビです
ワラビの場合、ここからの下ごしらえが簡単でないから、丁度いいくらいかもしれない。
ここからワラビの保存とアク抜き作業が始まることになります。
ああ、こういう短期決戦もいいもんだね。
収穫もさることながら、いい汗をかくことができました。
さあ、台所での第二部も頑張りますよ!
山の神様、本日もありがとうございました。
いいですねー
今年は食べられないまま終わりそうです。
居酒屋さんの料理にちょっとあったかな?くらいで。・゜・(ノД`)・゜・。
コメントありがとうございました。
本当に、出掛けた場所と山菜の『旬』がピタリと合えば言うことないんですけど、自然が相手なので、なかなか思い通りにはいかないみたいです。
でも採れて良かった。
ワラビは、保存のきく山菜ですから、りんこさんも、きっと食べられると思いますよ。