昨日の夜勤の帰りに空を見ると、見事な月夜だった。『冴えわたる』とは、正にこのこと。月光が肌に刺さるようだ。
ということは、明日は『かた雪』になりますよ。
北国に住まない人たちは、『かた雪』という言葉を知っているだろうか。
春が訪れ、日中の気温が上がると、日差しと気温のために、雪が溶け始める。それが、今夜のような空気の動かない月夜には、再び固まって締まる。この状態が、『かた雪』だ。
そんな日は、普段だったらズボズボ足をとられてしまうような雪原も、自由自在に歩くことができる。
宮沢賢治の童話、『雪わたり』にその様子が描写されている。
『かた雪かんこ、しみ雪しんこ♩ キックキック、キックキック・・・』
マタギも、同じ東北の内陸に住んでいるから、その楽しさがとてもよく分かる。本当に自由に歩けるのだ。
よし、明日もスキーに出かけましょう!下界の雪はとっくに消えてしまったけど、山には、たっぷり雪が残っているはずだもの。
ただし、早朝は、雪が固く締まり過ぎていてスキー向きではない。日が射して、雪面が少し緩んでくる時間帯が一番楽しめるはずです。日中は、20℃近くまで気温が上がる予報だから、その前。午前8時台辺りがベストかな?ワクワクしながら眠りにつく。
翌朝、予報通りの晴れみたいです。早速、荷物を積んで出発。
まだまだ雪だらけ。だけど、沢の流れが顔を出していました
もちろん、沼には誰もいません
水面が顔を出し始めた場所もあります
これでは、危ない。もうワカサギ釣りはできませんね。
整地をやめたクロカンコースの脇からも地面が
これは、フジの鞘ですね。春を感じて割れたのかな
沼の色も変わってきましたよ。薄氷ですね
水辺には近寄らないけど、それ以外なら自由自在に歩けます
木の幹周りの穴も大きくなってきましたよ
ここは、ただの雪原。好きなように歩けます
雪はまだまだ深いんですけどね(標識の位置、わかります?)
キックキックトントン、キックキックトントン
気持ちいい!
雪わたりスキー、本当に楽しかった!
今シーズンのゲレンデやコースの整備は、とっくに終わったみたいだけど、スキーは、まだまだ楽しめそうですね。
下界は、うっすらと霞んでいました。春霞かな?
山の神様、天気の神様、また遊ばせてくださいね。
ありがとうございました!
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