「どうしちゃったんだ、今年の天気は。なんでこんなにマタギの山遊びを邪魔するの?」
と言いたくなるぐらい天気の巡り合わせが悪いまま時が流れてしまった。もう、前回の山業から山に行けないまま10日過ぎている。
その代わり、勤務日にすごく良い天気になることは結構あったんですよ。お陰様で、散歩中、自然との出会いや感動は、たくさんあった。
ま、しょうがねえべ。人間の力でどうこうできる話じゃない。神様達のご機嫌を伺いながら、身の丈に合った遊び方で楽しむしかない。
そんな諦めがついた頃、天気の神様がご機嫌を直して下さったのか、マタギの休日と、(暫し風邪をひいていた)A氏の復活と、天候の回復とをプレゼントしてくれた。
よっしゃあ!行きましょう!!
夏の山菜と秋の山菜とが入れ替わる(=収穫物がなくなる)時期ではあるのだが、今年の不順な天候は、生き物たちの生業の歯車を狂わせている。正直なところ、何が出ていて何が出ていないのか予想がつかないのだ。だからこそ、出掛けて確かめてみる価値があると思うんですね。
で、今回は、I川とY川方面を探索してみることにしたのだ。出発!
ブナ林はいつも気持ちよい
昨日が好天だったためか、気温は低いのだが朝露は殆どない。念のためにと着込んだカッパが暑苦しく感じられる。
林の中に目を凝らして入り込むと、
これは、ヤバイキノコ(オオワライタケ)
これは食べられるはず(ホコリタケ)
そして、
どう思う?
これが幼菌です
また見つけた!
こっちにも!
おとぎ話に出てくるようなキノコです。タマゴタケと言います。
実のところマタギは、このぐらいの数に出会ったことがなかったので、初めて持ち帰ろうと思っています(つまり、食べられる)。
続きまして、頭上の本命です。地上からは何が貰えるか分からなかったけど、こちらは、目標がかなり絞られてきます。その中でも、これだよね。
おお、色づいていますね
こちらは正に、葡萄棚!
もう、すっかり秋の山菜ですよ。喜んで戴きました。
これらは、全てA氏が見立ててくれたコースでの収穫物です。当の本人は採ろうとしません。
「採らないの?」
と聴くと、
「まだ、うちに残ってるからね。」
と笑っています。マタギは、ありがたく収穫するばかりです。
マタギの仲間内では、こうして案内してもらったり案内したりということが度々行われます。今回は、完全にお世話になりました。
ありがとうねA氏、そして、山の神様。お陰様で、久~しぶりの山遊びを、おまけ付きで楽しませてもらうことが出来ました。
ひたすら感謝あるのみです。いつか、どこかで、必ずお返しさせてもらいますね。
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