また、やらかしてしまった。
実は、『牛肉どまん中弁当』を作るときに、冷蔵庫の中を確かめずに買い出しに出掛けたために、やっちゃったんですよ。
精肉コーナーを物色しているときに目に止まったのが、『国産牛 レジにて3割引』というもの。見れば、賞味期限が迫ってきたための値引きみたい。どうせ、今日料理するんだから問題なし。カゴに入れて連れ帰ったんですけど・・・。
冷蔵庫の生ものコーナーに入れようとしたら、なんだかそっくりなトレイが入ってるじゃないの。しかも、加工日も賞味期限も一緒。
あ~あ。
我ながら情けなくなってくるけど、この程度でどん底までは落ち込まない。そうだよ。今日はお彼岸で、ご先祖様をお迎えする日じゃないか。この際、盛大に接客レシピにしちゃいましょう!
そんで、昼のお弁当レシピは、まずまずのでき。続いて、ディナーだ。
このお肉を料理します
どうする? ポクポクポクポク チ~ン
≪いんちきステーキ≫!
そう言えば、暫く作っていなかった。牛の薄切り肉を使った無敵の料理です。これは、文句なく美味しいので、ランチからディナーへと同じ素材が続いても、みんな喜んでくれるはずです。それでは、いってみます。
下ごしらえの部
・薄切りの牛肉を一旦広げたら、適当な幅に切り分けてから、縦横に重ねて折りたたんでいきます
広げるとこんな感じ。幅10センチ以内に切り分けて
こんな風に直角に重ねてたたみます(1ブロックに2~4枚ぐらい使う)
厚さ1センチぐらいのブロックが10個出来ました
・塩コショウして、重ねてしばらく馴染ませます
完全に予定外のレシピだったので、牛脂を貰ってくるのを忘れていたことに気付きました。レシートを持ってスーパーに行くと、
「どうぞお持ち帰り下さい♡」
と、気持ちの良い店員さんの対応。なんだか嬉しくなる。きっと、美味しい料理になるぞ。
調理の部
・フライパンで、貰ってきた牛脂を溶かして、強火のままステーキを焼きます
※肉の巻き終わりを下にしました
・周辺の色が変わってきたら裏返し
※ここからは中弱火に切り替えました
・蓋をして、ある程度熱が通るまで待ちます
※厚みがあるので必要。ただし、余熱が効くのでガチガチになるまで頑張る必要なし
※目標はミディアムぐらい?
残りの汁に、例の叉焼タレ+砂糖+酒でソースに
はい、どうぞ召し上がれ
「これは、ナイフ・フォーク使わないで食べてみて。」
「ん?何、この柔らかさ!」
そうなんですよ。この作り方だと、ステーキとして楽しめることは、もちろんなんですけど、本物のステーキよりもずっとソフトな歯ごたえ。そして、何てったってリーズナブル!(1ブロック70円!!!)
「本物を買ってくることに、 ??? ね。」
同感です。
牛肉の美味しい食べ方はたくさんあるんだけど、薄切り肉に、あえて、ひと手間加えるとこんなに美味しくなる。
このレシピそのものもお勧めなんですけど、『ひと手間』の大事さを実感させられました。
余分に買ってきてしまった失敗のお買い物。でも、そのお肉が美味しいディナーになった。トータルで言えば、良かったという言葉でまとめられそうです。
捨てる神あれば、拾う神あり。とでも言うのでしょうか。なにはともあれ、美味しい夕食になってよかった。
拾う神様、ありがとうございました。
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