山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

旨いメバルには棘がある

2023年07月16日 | 日記とレシピ

 今回の『石巻からの挑戦状』は、カツオのインパクトが強すぎた感じ。

 届いた初日には、一番鮮度が落ちやすいホヤを調理して、1本目のカツオを捌いて食べたら力尽きてしまった(旨かった!)。

 2日目の朝に、カツオの2本目を捌いて、一部を刺身に追加。一部を冷凍保存してから出勤。

       これで我が家の刺し身、暫くは安泰

 仕事を終えて帰宅すると、妻が深刻な顔をして、

「残った魚、ダメにしちゃったかもしれない。」

と言う。

 聞けば、妻は妻で家事の合間を見ながら、カツオの『アラ』を煮込んでいたのだが、保冷箱に残っていた魚たちへのケアを忘れていたために、氷が融けてしまっていたとのこと。

「大丈夫だ。とにかく、氷足しておいて。」

本日は夜勤だったので、もう時間がない。明日が日勤なので、帰宅してから何とかしましょう。

カレイはやれることやっておくから。」

「はいよ!」

と言うことは、残るはメバルとカマスですね。どちらも、ちょっと厄介なところもあるけど、美味しい魚です。何とかなるんじゃないかな。

 夕方、仕事から帰宅すると、早速調理に取り掛かりました。カマスから始めたんだけど、こちらの記録は後日。本日は、メバルの顛末を記録しておきます。

 作ったのは、メバルの煮つけ

 メバルは、日持ちの良い魚だし、いろいろな料理が合う魚なんですけど、この料理が一番美味しいと思っています。それに、この天候(高温多湿)で3日目となると、これしかないんじゃないかな。行ってみます。

 

 下ごしらえの部

       食べやすそうな大きさの黒メバルです

 ・ウロコを丁寧に落とします

 多分、ここが一番の難関だと思います。

 ※メバルやタイはウロコが丈夫なんで、少々力を使いますが、ヒレとエラブタの棘が痛いので、心の準備が必要。それでも刺さってしまった(かなり痛かった)。

 ※マタギの場合、手強いウロコ落としには、画像上部の貝殻を愛用しています

 ・ワタを抜いて血合いを洗い落としたら、飾り包丁

 

 調理の部

 ・調味料は、酒と水各150mlに、醤油とみりん各75ml、砂糖大さじ1.5。生姜の千切りを適量

 ・ヒタヒタにはちょっと足りないけど着火

 ・沸騰したら、お玉で汁を全体に回しかけて

 ・アルミホイルで落し蓋。火力を弱めて約20分

 ・5分に1回ぐらいずつ汁を回しかけました

 ※煮詰めません。代わりに、汁が染み込むように、冷めるまで待機

 ・皿に盛り付けて、汁を適量かけたら出来上がり

 今回の分量と時間だと、汁がかなり余ります。下ごしらえの段階で熱湯をかける等しておけば、臭みもなく、再利用も可能だと思いますが、今回は残念ですが捨てました。

       本日の夕食

やっぱり、メバルの煮つけは、格別に美味しかったです。

「ああ~、良かった。ありがとう。」

とは、妻の言葉。

 いえいえ、カツオを捌いた時点で安心し切ってしまったマタギの責任も大きいのだから、気にしないでいきましょう。

 何はともあれ、これで、この『夏の挑戦状』も、また一歩、解決に近づいてきたぜ。

 ただ、毎食が魚だと、問題ありますね。明日は、ちょっと変化をつけようかな。さあ、

 

 明日はどっちだ!

 To be continued!



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