大儲けのキノコ採り。持ち帰ってから、あらためて見ると、
今シーズン一番の収穫かも
容器毎に積まれたキノコの高さを見てほしい。キノコも積もれば山となるという状態です。思わず、にやけてしまいます。
冷静に考えてみると、そんなにすごいっていうわけではなくて、単に一人で行ったから沢山持ち帰れたと言うこともできます。これを、二人で採れば、持ち帰りは半分になるし、三人なら1/3になるんだから。その辺のことを考えると、「仲間に声を掛けて出掛ければ良かったかな。」なんていう思いも湧いてくるんですね。
ま、なったものは仕方がない。あとは、このキノコちゃん達を美味しく調理するのが、採ってきたものの務めということでしょう。それから、このキノコを引き取ってくれる人がいたら大盤振る舞い出来そうな気がします。このことを妻に話したら、少しは当てがありそうな感じ。ただ、それ以上に自分自身が目を輝かせている。聞いてみると、
「こういう時なら、色々な料理が試せるじゃない。」
とのこと。
確かに、これだけあったら、ナメコもムキタケも色々な料理を試すことが出来そうだ。
それはそれでいいことなんだけど、残念ながら、このままでは美味しいうちに食べ切るのは不可能。賞味期限の1週間(?)以内に全てを消費するのは、さすがに無理ですね。
ということで、本日は、ナメコの瓶詰めをつくって保存します。
もうちょっと説明をすると、山菜やキノコの長期保存方法は、塩漬け・乾燥・瓶詰め・冷凍の4通りあります。で、ナメコの場合、塩漬けと乾燥は、なんだか不向きな気がするのでやったことがありません。残るは、瓶詰めと冷凍なんですけど・・・。
冷凍庫のキノコスペース(下までぎっしり)
冷蔵庫の冷凍室(こちらも満杯)
ついでに、
冷蔵スペースもキノコだらけ
こうなると、残る保存方法は瓶詰めだけ、ということになります。必然です。早速始めます。
下ごしらえの部
・いつも通り、木片などを切り離したら、数回かけて汚れを洗い落としておきます
※今回は、ナメタケを作って保存するので加熱はしませんでした
・鍋と保存瓶にお湯を入れて熱しておきます
調理の部
このぐらい使ってみました
・中華鍋にナメコを1.5㎏ほど入れて(2回に分けました)、水4カップと、酒醤油みりん各大さじ5を加えて煮込みます
※ここで完全に火を通すため沸騰させますが、最初にアルコール分が沸騰し、次に水分が沸騰するのでよく観察しながら
※ヌメリがあるので、泡立ちが大きくなります。中盤以降は火を弱めて、ふきこぼれないように
こんな感じで進めました
・ナメタケが出来たら、瓶の中のお湯を空けて代わりに注ぎ入れます
※ヤケド注意
※ナメタケは煮詰めれば濃厚になっていくんですが、瓶詰め用は、ほどほどに。その方が、後々多用途に使えると思います。
・ギリギリまでナメコと煮汁を注いだら軽く蓋をします
・鍋にも蓋をして15分ほど茹で続けました
※瓶の中が水蒸気で満たされるように
・瓶の蓋をギュッと締めて、消火
・鍋から出したら、即座にしっかり締め直す
※これも、ヤケド注意。成功すれば真空になるはず
この辺りからは、『タケノコの瓶詰め』と同じです。
・逆立ちさせて冷めるのを待ちます
※上の気泡は、水蒸気(のはず)。冷めると水に戻って真空になる(はず)
3時間後、瓶の蓋が中の真空のために凹みました
一応出来たぜ!
ナメコも汁も沸騰させて、更にしっかり茹でて空気を追い出したから、多分大丈夫だと思うんだけど、暫くは見える場所に置いて観察します。
もし、酸化とか発酵とかが起これば、蓋が膨らむので、その辺をチェックします。
かなり時間がかかったけど、瓶詰めが出来てしまえば何年でも保存がきくし、好きな場所に保管が出来ます。これで、山の神様からのプレゼントを美味しく戴く準備が出来たことになります。多分、冷凍庫のナメコを先に使うことになるはずだから、君たちの出番は、大分後になるだろうな。
その時には、よろしくね!
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