山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ポリ袋バフバフ問題

2023年08月17日 | 日記とレシピ

 突然ですが、『ポリ袋バフバフ』という名前を聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか。

 分かんなくて当然なんです。だって、マタギが勝手につけた名前ですから。

 ただ、この技を多用している方々は、たくさんいらっしゃるんじゃないかな。

 具体的には、

 〇 素材をポリ袋(スーパーなんかで生鮮品を包む薄いやつ)に入れて

 〇 塗したい粉類(片栗粉とか塩とか)を加えて

 〇 袋に息を吹き込んで膨らませて、口を閉じたら

 〇 バフバフします

 すると、あら不思議。素材に粉が均等に塗(まぶ)されてしまうのですよ。

 直近では、ポテトチップスに塩を塗すときに、この技を使っています。

 誰が発明したのかは知らないけれど、非常に簡単で、しかも仕上がりがよく、無駄も少ないので、マタギは、いろいろな料理に使わせていただいています。  アリガタヤ

 ただね、このやり方は万能ではないんですよ。

 去年、カレー風味のポテチを作ろうとしたら、うまくいかなかった。

 具体的には、

 塩のような顆粒だと、指でつまんで回しかけられるんだけど、カレー粉みたいな粉末は、いろんな面から難しいんですね(摘まめない=回しかけられない⇒振りかけようとしたらドバっといっちゃった)。

 今年は、作戦を立て直してみました。

 ということで、今年2回目のポテトチップス、いってみます。

 ・ジャガイモをスライスするところは、前回と同じ

今回変えたのは、

 ・カレー粉小さじ1/4と塩一つまみを(ポテチ12枚分)

 ・あらかじめポリ袋に入れて散らしておきました

 ・揚げ温度は140~160℃

 ・気泡が出なくなったら油を切って、用意しておいたカレー粉袋でバフバフ

       きれいにカレー粉が行き渡りました

 非常に好評で、結局、作者は1枚食べただけで完売してしまいました。

 

 教訓1:回しかけられないなら、前もって散らしておけばよい

 

 続いて、今夜。息子が帰ってしまうというので、肉料理にしたいというのだが、もう一品ほしいと言う。

「じゃあ、フライドポテトにしません?」

せっかく、T氏から美味しいジャガイモが届いたんだから、これを使わない手はない。賛同を得て着手。

 これは、ジャガイモに薄力粉の組み合わせかな。

 ・キタアカリ2個をそれぞれ8等分にして

 ・薄力粉の入ったポリ袋に入れたらバフバフ

ありゃ!?

 ポリ袋に穴が開いてしまいました。

 ・別の袋に移しかえて、優しくパフパフ

 今度はうまくいきました。

 ・二度揚げします(170℃⇒180℃)

 ・揚がったら油を切って、塩コショウします(AJI〇OMOTOのレシピに従った塩使用)

 ・ジャガイモをポリ袋に入れたら、調味料を回しかけてパフパフ

       いい感じに仕上がりました

 教訓2:固くてとんがって重たい食材はバフバフじゃなくてパフパフせよ

       大振りだったので、夕食では、1人2個

 こちらも、大変好評でした。

 また出かける息子も喜んで食べていたのでOKですね。

 さて、大変便利な『ポリ袋バフバフ』ですけど、やり方を工夫すると、料理の幅が広がるし、より美味しく戴くことが出来るようになりそうです。

 この『猛暑』と『ゾンビ化』以降、ますますクッキングマタギの比率が高まっているんですけど、まあ、無理は禁物。この際、料理の腕を磨く夏にしましょう(ちょっとは運動するけどね)。

 馳走様でした。



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