突然ですが、『ポリ袋バフバフ』という名前を聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか。
分かんなくて当然なんです。だって、マタギが勝手につけた名前ですから。
ただ、この技を多用している方々は、たくさんいらっしゃるんじゃないかな。
具体的には、
〇 素材をポリ袋(スーパーなんかで生鮮品を包む薄いやつ)に入れて
〇 塗したい粉類(片栗粉とか塩とか)を加えて
〇 袋に息を吹き込んで膨らませて、口を閉じたら
〇 バフバフします
すると、あら不思議。素材に粉が均等に塗(まぶ)されてしまうのですよ。
直近では、ポテトチップスに塩を塗すときに、この技を使っています。
誰が発明したのかは知らないけれど、非常に簡単で、しかも仕上がりがよく、無駄も少ないので、マタギは、いろいろな料理に使わせていただいています。 アリガタヤ
ただね、このやり方は万能ではないんですよ。
去年、カレー風味のポテチを作ろうとしたら、うまくいかなかった。
具体的には、
塩のような顆粒だと、指でつまんで回しかけられるんだけど、カレー粉みたいな粉末は、いろんな面から難しいんですね(摘まめない=回しかけられない⇒振りかけようとしたらドバっといっちゃった)。
今年は、作戦を立て直してみました。
ということで、今年2回目のポテトチップス、いってみます。
・ジャガイモをスライスするところは、前回と同じ
今回変えたのは、
・カレー粉小さじ1/4と塩一つまみを(ポテチ12枚分)
・あらかじめポリ袋に入れて散らしておきました
・揚げ温度は140~160℃
・気泡が出なくなったら油を切って、用意しておいたカレー粉袋でバフバフ
きれいにカレー粉が行き渡りました
非常に好評で、結局、作者は1枚食べただけで完売してしまいました。
教訓1:回しかけられないなら、前もって散らしておけばよい
続いて、今夜。息子が帰ってしまうというので、肉料理にしたいというのだが、もう一品ほしいと言う。
「じゃあ、フライドポテトにしません?」
せっかく、T氏から美味しいジャガイモが届いたんだから、これを使わない手はない。賛同を得て着手。
これは、ジャガイモに薄力粉の組み合わせかな。
・キタアカリ2個をそれぞれ8等分にして
・薄力粉の入ったポリ袋に入れたらバフバフ
ありゃ!?
ポリ袋に穴が開いてしまいました。
・別の袋に移しかえて、優しくパフパフ
今度はうまくいきました。
・二度揚げします(170℃⇒180℃)
・揚がったら油を切って、塩コショウします(AJI〇OMOTOのレシピに従った塩使用)
・ジャガイモをポリ袋に入れたら、調味料を回しかけてパフパフ
いい感じに仕上がりました
教訓2:固くてとんがって重たい食材はバフバフじゃなくてパフパフせよ
大振りだったので、夕食では、1人2個
こちらも、大変好評でした。
また出かける息子も喜んで食べていたのでOKですね。
さて、大変便利な『ポリ袋バフバフ』ですけど、やり方を工夫すると、料理の幅が広がるし、より美味しく戴くことが出来るようになりそうです。
この『猛暑』と『ゾンビ化』以降、ますますクッキングマタギの比率が高まっているんですけど、まあ、無理は禁物。この際、料理の腕を磨く夏にしましょう(ちょっとは運動するけどね)。
馳走様でした。
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