山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

お好みのままに、パンナコッタ

2023年10月15日 | 日記とレシピ

 先日、ある会食の席に招かれたときに、面白いデザートが出された。

 それは、パンナコッタというもの。

 そもそも、パンナコッタというものを知らなかったのだが、プリンのようなババロアのような万人受けしそうなスイーツだ。

 それだけなら、「美味しかった。」で終わるところなのだが、給仕さんの説明を聞いて驚いた。曰く、

「鯉の甘煮汁をソースにしております。」

と言うのだ。

 鯉の甘煮というのは、県の内陸南部でよく作られる伝統料理で、

       コテコテの郷土料理

お正月のお節料理の一品として使われたりする純和風の料理です。

 この汁は、醤油みりん砂糖をたっぷり使った甘じょっぱくて濃厚なもの。

 恐る恐る食べてみると、これが、よく合うんだなあ。

 給仕さんの解説を聞いていなかった人たちは、食べ終わってから、

「ええ~!?全然違和感なく食べちゃった。」

などと申しておりました。

 余りにも面白かったので、帰宅した翌日、家で再現してみることにしました。

 まずは、パンナコッタから。

 下ごしらえ・調理の部

 思いのほか簡単に作れそうです。

 ・牛乳200g、生クリーム100g、グラニュー糖40gに粉ゼラチン5gを準備

 ・粉ゼラチンはふやかしておいて、他は小鍋に合流

 ・鍋は、ゼラチンがよく溶ける温度まで加熱します。(85℃で火を止めました)

 ・ゼラチンを入れたら、かき混ぜながら氷水で冷ましていきます

       かなりトロっとしてきました

 ・15度まで下がったところで、容器に流し込みます

 ・冷蔵庫で固めます(今回は、夕食後まで約3時間)

 夕食後のデザートに出したんだけど、今回は、少し遊んでみました。

 

       三種のパンナコッタでございます

       イチゴジャムに

       ブルーベリージャムに

       柚子ソースでございます

 お好みのものを選んでもらいました。

 基本的には、生クリームの濃厚さを湛えた美味しいデザートなんですけど、乗せるものを変えれば、色々な楽しみ方ができるはずだと考えました。

 マタギは柚子ソースを食べたんだけど、なるほど。このデザート、癖がないから、どのように調味しても、その味を受け止めてくれるんですね。

 上の部分を食べ終わってから、シャインマスカットを乗せてみたら、今度はちゃんとブドウ味に染まってくれました。

 家族も、喜んで食べておりました。

 美味しくて、味付けはお好みのままに楽しめる。しかも簡単なんだから、言うことなしですね。

 面白いデザートを覚えさせていただきました。

 ただ、今回は、全体を温めてからゼラチンを入れてみたんですけど、違うやり方もありなのかもしれない。この辺については、次回以降試してみようと思います。

 何はともあれ、ご馳走様でした!



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