「どうする?」
「K川は、コシアブラかな。Yは、ワラビが出始め。でも、本番はまだ先。Oは意外と出てないかもしれない。・・・」
「S川の上流という手もあるけど、次の収穫とかぶってしまうよね。」
「うん。」
A氏との会話である。
ああでもないこうでもないと、行き先を相談するのだが、話がまとまらない。その2日後に、前回大当たりしたS川再訪が控えているから、こうなってしまうのも仕方がないことだ。
「やっぱり、今回は、やめっぺ。」
「うん。〇日、3時半な。」
せっかくの休みではあるのだが、結局、アウトドアは諦めた。と言うより、たとえ、出かけて何らかの収穫があったとしても、その2日後に訪れるであろうパラダイスを想像すると、心が躍らないのだ。
そして当日。目覚めると、日の出時刻を過ぎているのに、どんよりと暗い。路面が濡れているから夜半に雨が降ったのだろう。これは、正解ですかね。天気の神様も、家でおとなしくしていろと言ってるみたいです。
さて、どうしようかと思って冷蔵庫を見ると、タケノコが、あと2包み。それから、先日山菜を分けてやったYちゃんから、お返しにと届いたイチゴジャムがある。
これだ!と思って、近所のコンビニに買い出しに出かけたんだけど、目当ての生クリームがない。仕方なく、いろいろな料理に使えそうなプレーンヨーグルトを買ってきた。これで、何かできるでしょう。ちょっと一休み。
再び目覚めたら、何を作ろうとしていたのか全く思い出せない。これだから、認知症マタギには、困ったもんだ。
とりあえず、覚えている方のタケノコ料理だけは作っておきましょう。作るのは、
≪タケノコと牛肉の煮物≫
前回のフリットも美味しかったんだけど、やっぱり、ご飯に合うおかずを作らなくてはいけないよね。つまり、和風のタケノコ料理を作りたいんです。
下ごしらえ・調理の部
・糸コン1袋を食べやすい大きさに切って、沸騰したお湯で湯がきます
・タケノコの皮を剥いて食べやすい大きさに切り分けます(150g)
・牛コマ200gとショウガの千切りを準備して
・調味料は、酒醤油各50gに、みりん25g、砂糖30g +顆粒出汁小さじ1ぐらい
・まずは糸コンとショウガを炒めて、香りが立ったら
・牛肉を入れて色が変わるまで炒めて、と思ったんだけど、底にへばりつくので、水100ml追加
・その後、タケノコを入れてから調味料を加えました
・鍋の中身をゆすったり煽ったりしながら加熱していき、水分が,あらかた飛んだら
一丁上がり!
やっぱりこれっす! 生ハム巻きのフリットもいいけど、田舎者には、田舎の味付けの方が合うのかもしれない。お酒も進むし、牛丼代わりにもなる。もちろん、お弁当に入れても美味しかったです。
次、行ってみます。
認知症マタギが買ってきた謎のヨーグルトと、貰ったイチゴジャムを使った料理。
いろいろ考えたんだけど、結果的には、≪いちごヨーグルトムース≫になりました。ササッと行ってみます。
・ヨーグルト200gにガムシロップ1個を入れて混ぜておきます
・生クリーム100g(結局、後で買ってきた)にグラニュー糖30gを入れて
・しっかり9分だて
・ヨーグルトと、湯煎しておいた粉ゼラチン3gを加えたら、再度混ぜて
・容器に移して、冷蔵庫へ
30分~1時間である程度固まるんですけど、ここに、
直接イチゴジャムを乗せるのがお勧め
冷凍庫で固めてからジャムをかけてもいいけど、手間
小技を弄しないで器から出したのが右(崩れちゃった)
どれも美味しいんだけど、『映え』を目指すんなら、左の2つがお勧めかな。ゼラチンの量を増やすと、また違った結果になるかもしれないので、またチャレンジしてみようと思います。
ああ~、面白かった!
退屈になるはずだった休日が、冷蔵庫の食材と、マタギの認知症のおかげで充実しました。
ご馳走様でした!
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