山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

立木ナメコの不思議

2022年12月03日 | キノコ料理

 本日戴いてきたキノコ達。

       持ち帰ったときの感触は2kgぐらいかな

 例によって、虫出しのために塩水に浸けておきました。その後、汚れ落としをして、傷んだり古かったりするものを選別していきます(飛び道具を使ったので、少々傷んでしまったのだ)。すると、

       手前のボールに入っているのが痛んだもの

不思議ふしぎ、ボールに入れた分だけで1kgを越えています。残ったキノコ達と見比べると、どう見ても半分ありません。つまり、量がすごく増えたってことだ。

 どういうことだ? まさか、家に帰ってから成長したはずはない。

 ポクポクポクポク チ~ン

 立木に生えていたから!

 多分、間違いないでしょう。

 今年、大変お世話になったムキタケは、立木に生えると、すごく高品質になります。大きな理由の一つが、立木に生えると、倒木のものよりも水分が少なくなり、その分、痛むことも虫に食われることも少なくなります。

 ナメコも同じように、立木に生えたものは、水分が少なく高品質なのだと思います。その分、水につけると水分を吸収して、本来の姿に戻ろうとするのかもしれません。

 軽い収穫物が、水につけると重たくなる。まるでカップラーメンか何かみたいな感じじゃないの。ラッキー!すごく得した気分。

 ということで、今年最後の収穫物になる可能性大ですから、多少多くても保存食ではなく、毎日味わうことにしましょう。季節的にも、グンと寒くなるから、日持ちすると思うんだなあ。

 その1 ナメタケ

 これは欠かせません。前の分が丁度なくなりそうだったのでタイミングもよい。

       さすがに多いですね

 ・酒1カップに醤油とみりんを1/2カップ、砂糖大さじ3加えて煮込みました

       泡立ってきます

 ※吹きこぼれないように火加減に気を付けます

もう一つ。

 ※ナメコは鍋底にへばりつくんですよ。これが焦げ付かないように、底を削るようにして混ぜ続けます

 ・程よく煮詰まったらナメタケの完成です

       例によって、半分を南蛮風味にしました

 これで、暫くナメタケが食卓に花を添えてくれることでしょう。次です。

 その2 おひたし

 さすがに、この量を生のまま保存する自信がない。茹でて、おひたし状態にして保存することにしました。

       半分でも鍋がいっぱいになりました

 でも、茹で始めると、あら不思議。キノコが縮んでいくではありませんか。さっきまで吸い込んでいた水が抜け出すのかもしれないね。

       こうなりました

 おかげで、タッパーにも収まったので、これを冷蔵庫に保管して、こちらは、味噌汁や麺類の共として使うことにします。ただ、お椀よりも大きいようなジャンボサイズもあるので、その辺の使い道については、近いうちに考えたいと思います。 

 ああ、これで何とかなりそうだ。

 ナメコちゃん、また、しばらくお世話になりますね。よろしくお願いします。