河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

散歩から帰る

2010年08月22日 | 青の妖精と夏への扉
「えっ、二郎ったら、今日はストーンヘンジまで行ったんですって
気を付けなさいよ、バッテリーが持つのは4時間ですからね」

「わかってるよ、バッテリーで動いてるこの体とメモリーのデータが
八田二郎の実体なんだろ
じゃあ、本当の八田二郎はどこにいるんだよ」

「母さんに向かってなんて質問をするの、メモリーの中身が八田二郎、あなたよ
本当の八田二郎なんてどこにもいないわよ
たとえばさあ、田中角栄なんていう政治家、本当にいたのかどうかもう誰も
わかんないでしょ、でも地デジのメモリーには時々保存されてるのよ
それが田中角栄よ」

「なんなんだ、そのタナカカクエイって、食べたらおいしいのか」

「だめでしょ、金魚にそんなにいっぺんにエサやっちゃ
ほら、風鈴の音色も秋のトーンに変わってきたわ
はやく、夏休みの宿題を済ませなさいよ
来週からコートダジュールにリゾートに行くんだから」

遠くでは鳴き方を覚えたばかりのツクツクボーシがぎこちない
夏の終わりの予告編を流していた
そういえば空の色も先週より秋色になってきたようだ

今日の晩御飯はカレーのようだ

そういえば昨日もカレーだった