睡蓮の押し寄せし池空狭し ひよどり 一平
(すいれんのおしよせしいけそらせまし)
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元々この池は、鴨など水鳥の天下であった。
しかしこの頃、睡蓮が異常な頑張りを見せ始めたので、飛来する水鳥が極端に少なくなってしまった。
そのような池の変貌を、公園側はどのように見ているのだろうか。
時折り、睡蓮の一部を除去しているが、もはや元通りには戻らない。睡蓮のすべての根っこを排除しない限り、この池にゆったりした空は戻らない。
それとも、水鳥と睡蓮の共存共栄を考えているのだろうか。
気まぐれな私としても、ほかの国から飛来する水鳥を見たいし、時には美しい睡蓮も眺めたい。
もっとも、睡蓮の成敗には多くの労力が要るので、止むを得ないと諦めているのかも知れない。だとすれば、極めて残念なことだ。
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未明から梅雨らしい雨。
今日も野暮用のため、都心へ向かう。雨の日はとても億劫だ。