新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

機嫌良き朝

2021年08月19日 15時15分35秒 | 写真と俳句

    白粉花機嫌良き朝悪しき朝     ひよどり 一平

   (おしろいばなきげんよきあさあしきあさ)

    ・・・・・・・

 この家の白粉花は、黄花のほか白い花、赤い花があった。

 ところがある日、花壇にいろいろ手を入れて、白粉花の数を減らした。

 減らすのは良かったのだが、なぜか白い花、赤い花を除き、黄色い花だけが残った。

 その元々の魂胆については聞いていない。花が咲いていない時期に作業をしたので、間違ってしまったのではなかろうか。

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虚栗

2021年08月19日 14時58分27秒 | 写真と俳句

     虚栗虫に喰はるる難に耐ゆ     ひよどり 一平

   (みなしぐりむしにくわるるなんにたゆ)

    ・・・・・・・

 なんとも可哀そうな栗ではないか。一目で虚栗(みなしぐり)だ。

 しかも、虫に喰われている。喰われながら耐えているのだ。

    ・・・・・・・

 時折り、「死」について考える。

 間もなく米寿なのだから当然のこと。

 ましてや、同窓会などから、米寿の「祝い品」が贈られたりすると、「まだ生きていたのですね」と念を押されたような感じがするから妙だ。

 さし向き死に急ぐつもりはない。急がなくても、此処まで来れば、誰かがスイッチを押してくれるに違いない。

 その日まで、おのれに忠実に暮らすつもり。

 

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