もっと世論を!

2010-12-18 05:26:56 | Bicycle
再び道路と自転車の話。

12/17付 朝日新聞東京本社版のインタビュー記事『異議あり』で、エジプト考古学者 吉村作治 サイバー大学学長 早稲田大学客員教授が自転車を免許制にするべきだと言う自論を展開されていた。

おいらも事あるにつけ自転車マナーの話を展開してきたが、今回の吉村氏の考えはおいらの考え方にいちばん近い。
吉村氏は『自転車にぶつけられた経験がある』と書かれていたし、おいらは自転車乗りの立場。
まるっきり逆の立場ではあるが、憂う観点が一緒なんだろう。

氏の言う『クルマが権力にコントールされていて、同じ車両である自転車がコントロールされないのは辻褄が合わない』という部分、その通りだと思う。

以前に書いた通り、おいらは免許制に賛成の立場ではない。
本当に免許制になってしまう前にモラルの部分でカバーできないかという考えだ。

その点についても『法の権力が無いと物事が動き出さないという、戦後60年にわたる教育の失敗…』というように、先ず教育者である吉村氏自身が反省した上で、モラルでカバーできる限界を超えているという立場を示した。

山の上の分水嶺みたいなもので、今まで右に流れていた水が、転変地異で急に左に流れるようになることはよくある話。
歩行者の仲間…みたいな右流放置を『法律上ダメ』と言ったのだから、左流に慣れなければならない。
自分たちで土塁を積み上げて右に流れないようにしないと、そのうち右流れ防止のコンクリート壁が公共事業で施工されてしまうぞ。

もっと話して、世論を盛り上げないと。
権力なんて、咬みつく時は一瞬だぞ。

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