流出

2012-10-14 05:39:38 | Grass Square
さて芝生の状況…。
先日、冬芝『アニュアルライグラス フェアウェイ 2』の芝刈りを実施して、だいぶ落ち着きを見せ始めたウチの庭だが…。

9/21 に冬芝の種を蒔き、発芽の状況を確認して『ムラ』が発生している部分に追い蒔き…これを繰り返しながら芝刈りを実施して約 3 週間。
現在の芝の状況…



ちなみにこっちが夏芝『Tifway(ティフトン 419)』



W.O.S. スタート時に一度『ガッチリ』と低刈りしているから、約 3 週間で緑に戻った感じ。

…だが、どうしても『ハゲ』て戻らない個所が…。



写真左側はガッチリと密集して生えているが、右側は砂が剥き出し。
これ、実は『水流』によるもの。

『アニュアルライグラス フェアウェイ 2』の種はもみ殻みたいでとっても軽い。



それが雨水が地面を伝って流れる時に一緒に流されて、1 ヶ所に集まってしまう。
原因はたったそれだけのこと。

芝庭を造る時に注意することとして、不陸の問題がある。
要は凸凹を作らずに水平に…という話だ。

だが、その一方で芝は水捌けが悪いと育たない。
水溜りが出来るような場所は基本的に不可。

だから完全に水平にするのではなく、1% 程度の傾斜をつけるのね。
コンクリート舗装の駐車場が微妙に傾斜しているのと同じ理由。

ところが…土や砂の場合、コンクリートと違って乾いても固まらない。
それ故に大雨が降ると、平に均した部分に水が流れて地面を削り、所どころに水が流れやすい個所が出来上がる。
沢に水が集まるのと同じ原理だ。

冬芝の種を蒔く時、1 回目は種まきをしてから目土を入れる。
不陸の調整…と言う意味もあるが、砂を上から掛けることで種が動くことも防止しているワケだ。

残念ながら… 2 回目以降は目土を入れられない。
芽を出したばかりの冬芝の上から砂を入れたら、芽を潰してしまう。

追い蒔きした種、水流で掘られて傾斜が『微妙に』急になってしまった場所のものは、雨が降って流された。
そして、水流の出口に集まり、密集。
その一方で、種が流された場所は生えてこない…そういうことか。

やっぱりね、W.O.S. のポイントは 1 回目の種蒔きと目土入れ。
ここを丁寧にやらないと、『ムラ』の回復は完全には出来ない。

なるほど…来年の課題だな。
またひとつ勉強になったわい。

ブログ村投票ボタン blogram投票ボタン 人気ブログランキングへ