不信感

2013-03-13 05:09:08 | Daily Life
仕事が忙しい状況が変わらない。
厳しい労働環境の中、従業員の不満が大きくなってきている。
ウチの部署で言えば…従業員の残業時間が個々人ばらつきはあるものの押し並べて月間 20 時間ほど…休みがあることを考えれば毎日 1 時間は時間外で働いている計算だ。
毎日 20 人が 1 時間づつ…勤務は交代で土日も関係ないから、1 ヶ月で 600 時間の残業…異常値だ。

原因は多々あるが、最大の原因は新工場の『最新設備』の調整が不十分だということが大きい。
予定通りに機械が動いてくれない。
掛かってはいけない人員が掛かる…経営側は『いずれ解消する設備の初期不良に起因する一時的な労働』と捉えているのだろうが、設備の本格稼働から 1 ヶ月半…既に『一時的』という期間を超えている。

設備は商品製造の『川上』の部分から改良が始まっていて、商品そのものを製造する『形成部門』は完全ではないものの不良個所は改善されつつある。
ウチの部署と同じように残業していた形成部門の残業はかなり減った。
だが『川下』の『包装部門』については先週の土曜日に改良工事が始まったばかり…具体的な改善成果はまだ出ていない。

昨日の話だ。
朝礼で工場長が『残業が多いので減らす努力を』と全従業員に向けて話したのだそうだ。

びっくりした。
何てことを言うんだ!

だれも残業したくて残業している訳ではない。
現状で精いっぱいの仕事をしてくださっている。
機械が本当に予定通りに動けば 1 人で見られる仕事を、機械が動かないから 2 人で手作業しているのに、それを一時的な労働と捉えている経営側が機械の改善を差し置いて従業員にそんな話をするのか!

改善がなされた部署は残業が減ったが、改善されない部署は残業が減らない。
工場は移転して 1 ヶ月半…従業員の多くは旧工場付近に住んでいて、送迎用のバスで通勤してくる。
ウチの部署が残業になれば、バスの人はみんなでウチの部署の応援に来なければならない…だって、バスが出発できないんだもの。
昨日は『あっちのバス』が残業で、今日は『こっちのバス』が残業…なんてやり繰りをしているものの不満はつのる…だって、他所の部署のために残業するんだぜ?

工場長の話、ウチの部署の従業員は『針のむしろ』に座らされたようなもの。
『機械の改善工事は進めている、成果が出るまでもう暫く残業が発生するが協力してほしい。』そう言うのが筋だろう?

部署の管理者に労働時間の管理を言うのは当然。
だが、現場の仕事をする人たちに『残業が多い!』って言って、何か改善されるのか?

案の定、残業に対してウチの部署の従業員は他部署の人の『口撃』を受ける。



従業員は疲弊してイライラしている。

経営側は従業員に気持ち良く仕事をしてもらうように配慮しなければならない。
火に油を注ぐようなことはしないでくれ!

従業員を締め付けるような発言は不信感を招く。
トップはそれを理解しないといけない。

あぁ…。

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