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日本一旨い筍(土井卓美)

2011年05月10日 13時30分48秒 | Weblog
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筍は蒟蒻と同じで、元々それ自体には味がなく、鰹節や醤油などでしみ込ませた味と食感を楽しむものだと思っている人も少なくないのではないでしょうか?
しかし本物の筍を食した時、この感覚は一変します。
昨年知人の山で掘った筍の旨さに感動すら覚えました。
お裾分けした皆さん全員が、こんな美味しい筍を食べたのは生まれてはじめてだとビックリされていました。

今年も同行を楽しみにしていたご婦人連の都合が悪くなり、昨日は私一人で出向き、例によって全ての用意を整えてもらって午前中に山に入り、奮闘し、午後の句会は早めに切り上げさせてもらって帰ってきました。
早速期待されている所に届けましたが、去年の味を知っているだけに皆さんの顔が喜びにパッと輝きました。
やはりここの筍は他と違って地上に出ている部分でも柔らかく、風味と甘味、独特の歯ごたえ、筍そのものの旨さがあり正に天下一品の品質だと言っても過言ではありません。

蛇足ながら句会の席題(その場で題が出され数分の間に句にまとめるもの)は「柏餅」と「柿若葉」でした。

   返す日のひかり纏(まと)へり柿若葉

   柔肌の白きぬめりや柏餅

   Vサイン大き筍掘り起こし

   筍の大円錐の威厳かな


孟宗竹の林、大きいものは直径が20cm以上ある


掘る前、これ以上地上に出ていても柔らかさを維持している


私の中間成績、息が切れて一休みしながら