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超個人的政界展望(土井卓美)

2012年01月05日 15時12分47秒 | Weblog
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先日も触れたように2012年は穏やかなスタートを切りました。
しかしこの平穏の続く保証はなく、むしろ激変の予兆を秘めたもの静かさであるととれないこともありません。
アメリカの大統領選挙ではオバマ再選の予想が支配的ですが、長引いている不況が更に深刻になって失業率が今以上に上がるようなことになると共和党勝利の目も無いとは云えません。

我国では「税と社会保障の一体改革」の中心となる消費増税法案が成立するかどうかで野田内閣は早くも正念場に立たされることになります。
成立にこぎつければ最初の大きなハードルを越えたことになり、政権基盤は安定化へ一歩も二歩も踏み出すことになります。
逆に成立の目処が立たず、衆議院の解散に追い込まれた場合、総選挙後の首班指名で野田さんが選ばれる可能性は限りなく0に近いと思います。
その時は橋下さんの「維新の会」からの国会進出も予想され、民主党も自民党も現体制を維持し得ず、大規模な政界再編成が行われると予想されます。
小沢一郎を首相とする連立政権が誕生する可能性も否定出来ません。
また現時点では全く予想もされていない人が選ばれて新しいリーダーになるかも知れません。
この増税法案と来年度の本予算案を成立させて基盤を固めるか、敢無くも討ち死にするか、野田政権の命運はこの春のこれからの攻防に懸かっています。
個人的心情的には、またも短命政権で終わって欲しくないのですが、中立的に見れば可能性は五分五分だろうというのが正直なところです。